第２３話 ページ2
あのあと、完二君は先輩に連れられて家に帰ったが、無事に家についたらしい
私も元々ペルソナ使いだったとはいえ、久々にペルソナを使った上に、強力な技をたくさん使ったので、流石に疲れていた
先輩たちに話したいこともあったが、次の日は仕方なく学校を休むことにした
その次の日になれば、しっかり疲れは取れていて、そういった所は流石元ペルソナ使いだと思った
(めっちゃ早い回復だったな……)
何の問題もなさそうだったので、私はいつもどおり学校に登校した
「…中原？」
「あっ、先輩！」
学校の校舎に入る前に先輩たちに声をかけられる
「この間は、完二君を助けていただいて、ありがとうございました」
「あと…私も助けていただいて、ありがとうございました」
「二人共、無事でよかった」
「体、もう大丈夫なの？早いね」
天城先輩が心配してくれている
「はい！もうこのとおりです。ペルソナ使い舐めないでください！」
私は笑顔で自信満々に答える
その様子に先輩たちは安心したようで、微笑んでいた
「そりゃ、何よりだな」
「あの。皆さん、今日の放課後空いてますか？」
「…私がペルソナ持ってた理由とか…完二君の件とか…いろいろ話したいことがあるので、どこかに集まって話したいなと思って…」
「確かに！あたしずっと、何で瑠伊ちゃんがペルソナ持ってたのか気になってたんだよね」
「ですよね…なので、ちゃんとお話しておこうと思って」
「そうだな。じゃあ、放課後にジュネスのフードコートに集合しよう」
「はいっ！わかりました」
「それじゃあ、また放課後に！」
私は先輩に手を振って、走って校舎に入っていった
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作者名：ﾎﾉﾉさん | 作成日時：2020年3月26日 15時
