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いつも通りのっかとばんちゃんにノートをもらって






いつも通り帰ろうと下駄箱に行って、いつも通り靴を履き替える





そのままいつも通りあまり写真の入っていない携帯をいじりながら家の鍵を開ける





『ただいまー』





誰もいない家に言って靴を脱ぎ、一番に自分の部屋に向かう





「よお」





『ッ……』





誰もいないはずの部屋、鍵がかかっていたこの部屋に入ることができたのは、隣の玲於だけだ





驚きすぎて声も出ない私に制服姿の彼はイタズラっぽく笑みを浮かべて言う





「先生が、俺を探してたよ?」





少し怒りもこもっている声





『あ』





そうだ、私は昼休みに屋上に向かうことがバレることを恐れてこいつに嘘をついたんだ





「なんでそんな嘘ついたんだよ」





『……イタズラ?』





「あり得な」





『ごめん……』





「いいけど」





そっぽを向いてそのまま動こうとしない彼は多分、いや絶対に本当は"いいけど"なんて思っていない





『……』





「……」





どっちも喋んないからひたすら気まずいし、そんな空気が苦手な私は空気を変えようと言う





『じ、実は今日新しい友達できたんだあ』





「ふーん」





『……小森隼って人、知らないか』





「知ってるけど」





あ、知ってるんだ





『怒ってる……?』





「別に」





絶対怒ってるし、このままじゃ隣人トラブルとかなりかねないかな





『……屋上でサボってること、知られたくなかったの』

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シュガーソルトってい。(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます!!!ただ今作はすごく自信がないのでどうか期待せずに読んでいってください……笑 (2018年5月16日 19時) (レス) id: 5d8c6fa542 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いです!! (2018年5月15日 21時) (レス) id: 18174bb86e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュガーソルトってい。 | 作成日時:2018年5月15日 0時

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