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22話 ページ25

創視点


コポコポ



綺麗な青色のティーカップに、紅茶をそそぐ。



紅茶部は基本僕と生徒会長さんしかいなくて、凛月先輩はたまにサボる時がある。



今日はとても珍しい、生徒会長さんが来ていないから。



『こんな珍しいことも、あるんですね』



そう言って、紅茶をゆっくりと飲む。



その時



「創ちん!」



『うひゃあ!?な、なんですか?に〜ちゃん』



息を切らして、僕を見つめる僕たちのユニットのリーダー。



に〜ちゃんがいた。



「はぁはぁ、や、やっといたのら。けっきょう探したんだぞ〜?」



相変わらずのかみかみですね、に〜ちゃんは←



『ど、どうしたんですか?に〜ちゃん。何か僕に用でも?』



「…単刀直入に聞くけど。…お前はAのことをどう思う」



A先輩、きっと魅音さんの件に違いない。



ぶるっと体が震えた。



『ぼ、僕は。…信じたいです。A先輩はやっていないって。
そ、それで…』



僕はここで自分が言っていることがいけないのではないか、そう思った。



もしかして、に〜ちゃんは魅音さんの味方?



もしかしてA先輩のことを信じてないんじゃ。



僕はに〜ちゃんの視線に我慢できず、目を逸らした。



「…そうか。それがお前の答えか」



に〜ちゃんはそう言って、僕に近づいてくる。



思わず僕は後ろに下がる。



それでもに〜ちゃんは止まらない。



まるで殺人鬼に追いかけられてるような。



に〜ちゃんにこんな表現して悪いけど、そう思った。



僕は目を瞑る。



足音だけが紅茶部の静けさを打ち消していた。



ふと、足音がしなくなったと思ったら、ポンッと頭に何かが乗った。



恐る恐る目を開けると、笑っているに〜ちゃんがそこにはいて。



頭に乗せらているのがに〜ちゃんの手だということに、気がついた。



「やっぱりな!信じてたぞ!創ちん!」



『…え?』



「俺、Aの味方なんだ!一年生たちはなにか先輩のやつらに言われてるって聞いて。
だから、心配したんだ!」



『…そうなんですか。びっくりさせないでくださいよぉ』



「わわ!?な、泣くなよ!?」



目から透明な雫が零れたのです。

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星月雫☆(プロフ) - メアさん» あ、すいません!直しておきます! (2017年10月14日 16時) (レス) id: 53def3560c (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 味方、敵紹介の所で、紅月が赤月←になってますよ! (2017年10月12日 23時) (レス) id: 981f965c50 (このIDを非表示/違反報告)
星月雫☆(プロフ) - 指摘ありがとうございます!返信遅くなってしまい申し訳ありません! (2017年9月21日 23時) (レス) id: 53def3560c (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪、キャラヘイトに繋がります。なので最初の味方を注意書きに書いておくか、パスワード保護をしてください (2017年6月4日 18時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星月雫☆ x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年6月4日 13時

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