42. ページ45
・
『ほんっとうにごめんなさい』
朝から鳴り響くこの声の正体はAさんで、ソファにいる僕を見て青ざめた表情をしている
「僕がしたくてしたことなので、気にしないでください 笑」
昨日の夜、酔っているのにまだ飲もうとするAさんを止めて、そのままベッドに運んだ
横にさせた瞬間、スースーと寝息が聞こえてきた
ほんと、もっと危機感持たないと襲われちゃうよ?
当たり前だけど一緒に寝る訳にもいかないし、ベッドは1つしかないからそのままリビングに戻って、ソファで目を閉じた
で、今のこの状況
『もう、なんとお詫びをしたらいいか…』
「ほんとに、大丈夫ですから 笑」
確かに理性が保てなくなりそうで危なかったけど………可愛い寝顔も見れたし
「それより大丈夫ですか?」
『え?』
「二日酔いとか」
『そんなに飲んでました…?』
最悪だ、って言いながら顔を覆うAさん
…………可愛い。
・
641人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:檸檬 | 作成日時:2022年7月17日 23時