51夜 女狐と猛虎 ページ7
「誰の味方……とは？」
正直少し驚いた。まさか終わってすぐに質問してくるとは……
まぁ早い方が良いっちゃあ良いし、それだけ早く事が済んでくれる。
ちなみに私は、決して彼らの動揺した顔が見たかったからヒゲさんに賛同したわけじゃない。
そこまで私はバカじゃないしね。
「イマイチ何聞いてるのか質問がざっくり過ぎてよくわかんないんですけど。」
「そのままの意味だ。お前は白龍の従者だが、さっきは俺の味方をした。それは自らの主への裏切り行為にもあたる。」
「裏切っただなんてそんな大袈裟な。」
「とにかくだ。お前でも、白龍が俺たちを嫌っていることぐらい知っているだろう。
…………このあと、奴からどんな制裁を受けるか分からんぞ。」
その決めつけたような態度をとるから嫌われるんじゃないのヒゲさん？
自覚無いのかなぁ？
「……制裁？なんですかそれ……皇子はそんなことしませんよ。
それに、
私は私で、結構ちゃんと考えてあんな行動をとったわけですから、
まぁ皇子もそこまで深く問い詰めはしないでしょう。
それはそうと紅炎さん。
_______皇太后陛下、じゃなくて、
第三代皇帝陛下 練玉艶様についてどう思います？」
「話をそらすな。まだ質問に答えてもらってない。」
チッ、バレたか。感の良い奴め。上手いことこの場を凌ごうと思ってたのに。
「……えーっと、何の質問でしたっけ？」
「二度は言わん。答えろ。(オーラのドス黒さ5割増し)」
「はいすいません。ごめんなさい。お願いですから切らんといて下さい。いやほんとマジで アイムソーリーでございm『『『殺されたい のか／んですか／の？』』』三人同時に殺気出さないで下さいよ……
皆さん分かってらっしゃるとは思いますけど、勿論私は煌帝国の味方です。
常に煌帝国につき、忠誠を誓い、そして戦う。
葬儀の時の状況で例えるならば……
国を陥れようとする女狐と
国を守ろうとする猛虎と
どちらに着くかと問われれば、そりゃあ貴方様でしょうが皇太子殿下。
…………私があの場で貴方に味方したことは、
そんなに不自然なことですか？」
「…………」
「話が終わったならもう行きますね。お疲れ様でした。」
私は身を翻してその場を去り、
殿下の元へと急いだ。
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
