92夜 静かな対談 ページ48
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『ほう？手間が省けた。とは？』
「最近、私の持ってる力の正体が、なんとなくわかってきた気がするんだよね…
今までは、嫌な予感がするとだいたい的中したりとか、相手の先の動きが読めるとか、考えてることがわかるとかだったけどさ…
最近、意識して力を使うようになってから
なんか変な感じがするわけ
相手の思考に潜り込んでいくような感じの」
『成る程。つまり、今のところの推察では
お前の力は《他人の思考を読み取るもの》なのではないかという事だな』
「んーー…たぶんね」
『という事は、シェヘラザードが何か情報を握っていたということか…』
「そゆこと。
シェヘラさんは、先の戦争に備えて曲者を送り込んでいたんだよ。
自分の分身体であるティトスくんって名前の子をさ。
で、マグノシュタットのことについていろいろ調べさせてたらしい
今回の戦は、そのティトスくんが向こうに取り込まれて両者が完全に決裂したことが原因なんだって」
『それで、肝心なマグノシュタットのデータはどうなんだ？』
「んーっとねー……まぁどこを叩けばいいかは分かった」
『というと？』
「あの国の魔法道具を動かす膨大な魔力とやらは、どうやら地下の五等許可区にいる人間から徴収してるみたい。
つまり、そこを叩けば魔力の供給は止まる。
よって魔法道具は使えない。
以上、勝ち。ってことになる。でしょ？」
『間違ってはいないな……
他のことも何かわかったのか』
「……殿下の言ってた魔導士集団とやらのことについては、まだ何もわかってない。
もし調べるなら、向こうの最高責任者に会うしかないだろうね。
まぁ、会えばあとは力を使うだけだから楽チンだけども」
『………そうなると、残す問題はどうやって敵の本陣に潜り込むかだな』
「きっとそこはレームが上手くやるよ。
あっちは魔導士に頼りきりだろうし、レームが金属器でも使って戦況を優位に持っていければ
情報を持ってるお偉い魔導士も
1人や2人は出てくるわ。
あわよくば、その地下の五等許可区から侵入することもできると思うよ。
それに、
何かあるとしたら、多分その辺だろうし」
『……頭の回転の速さだけは褒めてやる』
「それ絶対、褒めてないよな。
あとせめて足の速さぐらいは褒めるとこあるだろ……
でもなんか……
今回も嫌な予感がするなぁ……」
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
