83夜 黙ってろ ページ39
「ならばこちらも本気で行こう。」
先程までの余裕のある感じは何処へやら。
まるで獲物を狩る猛獣だ。
「はいはい。最初からそうしてれば良いのに…
今度は……こっちから行くよッ！」
突然だが……______________実は私、
この人が、
かなりの強者だってことは、前々からちゃんと情報を仕入れておいた。
だけど、
ムーさんは、いつも手加減してばかりで
本気を出そうとは一切しなかったんだ。
アリババさんのところに来た時も、帰る時も
話す時も、
どこか自分に鍵をかけている気がしてならなかった___________________
(これが……あなたの真の姿ですか………ムーさん…)
____________外面を取っ払った猛獣は、
想像以上に強くなる。
例えば、そこらへんにいる熊にダンプカーのタイヤを5個ほどくくりつけた様を想像してほしい。
当然、そんな状況では、たとえ追いかけっこをしても人間様は余裕で勝てるだろう。
しかし……
一度タイヤの重みから解放されれば、
その熊は爪をむき出し牙をむき出し全速力で
目の前にいる下賤な輩を狩ろうとするだろう。
それこそ、タイヤに括り付けられてた時とは比べ物にならない程の強力な力で。
だからこそ……
束縛から解放された瞬間の獣には__________
「手がつけらんねぇんだよ…この猪突猛進の…
イノシシやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」
「なんだ？さっきの挑発はハッタリか？」
「それでもまだやりようあんだろうが！！！
俺は人の皮被った獣との決闘に応じた覚えはないぞ！！」
しっかし、ちょいと見くびりすぎた……
この世のどこに楽々10メートルは飛び上がる人がいるなんて思うよ
どこに音速で突っ込んでくる獣がいると思うよ
「いや思わないからね普通？？！！」
「何をたわけたことを…………
少しは楽しみだったんだが…なっ！！」
「はぁっ！？ちょ、ま…」
ガスッ(殴
！…うわ…………これ
完全に…………鳩尾逝ったわぁぁぁ………
ドサッ…
「これで、俺の勝ちだな……」
「……まだだ。」
「…！」
「まだ…………勝負は、
決まってない………」
黄金の瞳の少女は
ゆらりと、ふらつくように立ち上がった
否、
・
獣というべきか。
「猪は……黙ってろッッ！！！！！！！」
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
