82夜 残像 ページ38
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いつもは客の歓声で埋め尽くされているこの闘技場も、
今はひっそりと静まり返っている。
その中心に、二人の戦士が向かい合って立っていた。
「……まさかここまで大胆に来るとは、
大したものだな」
「でしょう？我ながらかなり凄いことしたと思ってますよ〜
今一度言いますが、手加減は無しで。」
「いいだろう。潔く挑発に乗ってやる。
勝負は一回戦のみ。どちらかが降伏、または戦闘不能になるまでだ。
これでいいか？」
「よろしい。正々堂々相手して差し上げましょうリア充さん」
「そっちこそ、逃げるなら今のうちだぞA」
両者の間に明らかに緊迫して空気が流れている
その様子をアリババは客席の隅で眺めていた。
(全く……なんだってこんなことに……
いくらAが強いからって、流石にムーさんになんてかなうはずがねぇ……
どうすんだよアイツ……)
二人は睨み合ったまま微動だにしない。
だが____________________
キラリと剣が翻り、次の瞬間、
男の剣が少女を切った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ムーside
一瞬、勝ったと思った。それは確かだ。
だが、そのすぐ後に驚嘆した。
あの最初の一撃を逃れられた奴は、今まで数えた中でも片手の指で足りる程。
それほどまでに俺は、レームでは絶対的な強さを誇る戦士だった。
だが……
剣が彼女の胸を捉えたと思った瞬間、
血しぶきが飛ぶかと思われたその場所には
一滴の血も付いておらず、ましてや足跡すらついていなかった。
「クソ……一体何処へ…」
「せめて武器を構えさせる時間くらいあったっていいのに。せっかちな猪だねえ〜」
「なっ…！」
自分の背後に平然と立っていた少女は、黒き双剣を構えてくるくる回していた。
「あのねぇ。いくら避けられるとは言っても
そんな初っ端から殺しに来なくても良いじゃんさぁ。本当に何考えてんの。
死んだら戦にすら出れねぇじゃねぇか」
「君ッ……いつのまに！」
「あなたが地面を離れて中腹ぐらいの距離に接近した際に避けた。
あなたが切ったのは…………
残像だッ！！！」キランッ
「反応に困るぞそのネタは……
まぁ良い。
君にかなりの実力があるのは分かった。
ならばこちらも本気で行こう。」
久しぶりに、面白くなりそうだ……
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
