80夜 嘘つけ ページ36
「……へぇ、皇子様とお友達なんですか」
できるだけ平静を装うがやっぱりちょっと動揺してしまう。
「まぁな！これも…まぁ、色々縁あってのことなんだけど。」
「でも凄いじゃないですか！
一国の皇子と友達だなんて、羨ましいなぁ〜」
ここで私は、最も重要な質問を繰り出した
「その人とは、今も仲良くやってるんですか？」
直接「別れた時に何があったか」何て聞いたら確実に怪しまれる。
それとなく殿下の話題に運び、
全く違う質問に見せかけて真実を聞き出すという計画だった。
我ながら上手くいったと思っていたのだが……
「…おう！たまに手紙のやりとりしてるんだ！」
(嘘つけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！！)
こいつッ……平然とした爽やかな笑顔で思いっきり嘘つきやがった！！
何が文通だ！あの殿下がこのようなゴーヤチャンプルー男と！？
ありえん！！！！！！！
.
.
.
…………いやしかしこれはイケるかもしれんぞ
たとえアリババさんが嘘をついていても、
私にはアリババさんが考えていることが分かるというハンデがある。
それなら、話題を誘導するだけでも効果はある
だろうし
嘘をつくことでアリババさんにも多少なりとも罪悪感が生まれるはずだ……
そう、この作戦
____________名付けて、
話題を振って罪悪感に吹きさらすことで真実をじわじわと明るみにさらけ出していこう作戦ッ！！
イェ〜〜〜〜〜イ！！！！
まぁそんなことはどうでもいいとして、
「良かったですね。私、煌帝国には結構野蛮なイメージがあったんですけど
優しい人も居るんですね。」
「そうだな……」
するとその時、突然部屋にノックが響いた。
入って来たのは、金ピカの眩しい鎧をつけた
赤髪でかなりイケメンで
筋骨隆々で
絶対女子からモテそうで
明らかにリア充で
そしてなぜか手にはパパナップルの串売り。
なんて残念な人なんだろう。せめてお酒にしとけよお酒。なによパパナップルって。
「やぁ、アリババ。
突然すまないね。君に頼みたいことがあって」
「ムーさん！お久しぶりです。
今お茶淹れますね」
「いや いいよ。
それより君に大事な話があるんだが……
.
.
そちらのお嬢さんは？」
「こっちが聞きてぇよリア充。だまれ。」
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
