78夜 弱みは握るが勝ち ページ34
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「あっ、おはよーA！
昨日もギャンブルに付き合わされたって聞いたけど大丈夫だったのか？」
別に、今までと何かが変わったという訳ではないのだろう。
このやり取りは、
普通に私達が毎朝交わしてきた会話だ。
「大丈夫なわけないでしょうが。
全く、未成年を深夜まで賭博場に連れ込んだ挙句、次の日全裸で戻られたとなると
ここの評判も堕落しかねませんよねぇ〜」
そんな、
いつも通りの時間を
いつも通りに
___________________彼は過ごしている。
昨夜から、私のアリババさんに対する見方は
完全に逆転した。
・
『白龍殿下の敵』。
それが現在私の中でアリババさんに貼られているレッテルだ。
アリババさんに個人的な恨みはない。むしろ奴 隷から解放してくれたことは感謝している。
ただ、
私も殿下と多少同じ性分なせいか、
犠牲を恐れ、絵空事しか語れない理想主義者は
_________好きになれそうにない
朝の紅茶を淹れ、テーブルに置いた。
「そういえば、二人とも試合がない日は久し振りだよなぁ……」
せっかく淹れてやった茶を一気に飲み干して
アリババさんは呟いた。
「……あぁ……そういえばそうですよね。
最近忙しかったですし。
ねぇ、せっかくなんだから、
互いに身の上話でもしませんか？
私、アリババさんがどういう経緯でここに来たのか知りたいです！」
「どんなって………俺は個人情報は基本的に言わないようにしてるんだけど」
「そうじゃなくて……あ、あの〜アレですよ！
シンドバッドの冒険譚みたいなやつ！」←
「おうよ！やってやろうじゃねぇか！」
ちなみにアリババさんがそのシンドバッドとやらに憧れていて
密かに自叙伝を書いていることを
私は知っている。←グッ！d(￣ ￣)
これは相当な弱みになりそうだ。
いざという時殿下の前で音読してもらおう。
「さぁ！何か聞きたいことはあるかっ！」
「お、乗ってきましたねぇ〜♪
では…………
アリババさんのお仲間について！」
「仲間？」
「冒険には仲間がつきものでしょう？
……え、まさか…………ぼっち？」
「ちげーよ！！！
仲間ぐらいいるっての……
じゃあ、こころして聴けよ！」
「イエッサー！！」
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
