76夜 ギャンブルじじい ページ32
闘技場での試合に勝利し、晴れて剣闘士となった私は、
今、アリババさんと一緒に
シャンバル剣闘士養成所に通っている。
通っているのだが……
「お師匠！今月はもう行くなとあれ程っ！」
「いやぁ〜気がついたら店に入っていてな。
ハハハ！！」
「ハハハじゃないですよシャンバルさん！
食費もう危ないんでしょう？！」
「お師匠。もう無一文！これで今月４回目！」
「まぁトト。そう怒るな。心配ないさ！
新しく新入りも増えたことだし。
なぁ、Aちゃん！」
「ギャンブル中毒に払う金はありませんけどねぇ〜」
なぜかここのお師匠は、
極度のギャンブル中毒だった。
しかし驚くのはまだ早い。
この男……
街を歩けば全裸でいるなんて日常茶飯事。
近隣住民からの苦情は絶えず、
酔ってやらかした数々の非礼。
私も含めて全員がそのとばっちりを受けている。
しかも挙げ句の果てに賭博に付き合わされて大勝利したのが運の尽き
それからというもの、
あれやこれやと付き合わされる始末である。
「正直 試合よりも疲れるぜ……」
「お前何かと大変だよな最近。」
「深夜まで付き合わされるのが一番辛い……」
「哀れだな……」
そんななか、闘技場での試合も含め、
忙しい毎日を過ごしていた
ある日のことだった。
私はシャンバルさんの賭博に深夜まで付き合わされ、トボトボと夜道を歩いていた。
ちなみに大狼の白銀さんは、
最近、獲物を捕るために遠出していて今はいない。
まぁ呼んだらきてくれるんだろうけれど。
「うわぁ……またアリババさんに叱られるかな……どうしよ…」
しかしながら、私は隠密行動には長けている方だ。
ばれずに抜足差足など容易だね。ふふふふふ…
そうして、アリババさんの部屋への道を進んでいると、
稽古場の方に、かすかに灯がともっていた。
「……こんな夜更けに何してんだろ…………
百物語でもしてんのかな…」
自然と足がそちらに向いた。
音を立てないように気配を殺して進む。
しばらくすると、声が聞こえた。
「……クッソ……やっぱり全身は難しいか…
魔力操作の修行、もう少し増やした方がいいかな……」
ん……？
この声って……
____________________アリババさん？
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
