75夜 人生経験の差ですね ページ31
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「もう言う事ないんなら、私、昼飯の買い出しに行きたいんですけど」
「……あぁ…もう言う気力もねぇよ。」
「そうですか。
じゃあ、なに食べたいですか？」
「ちょっと待て。なんでさっきのシリアスな流れからいきなりそんな話になるんだ！？」
「え……アリババさん午後も試合あるでしょ？
まさか昼飯を食べずに試合に出るなんてバカな事はしませんよね？
え、マジで？するの？」
「しねぇよ！！！
なんでお前が俺の昼飯を作る設定になってるのかを聞いてるんだっ！」
「同居するっつったの誰よ？」
「……俺です」
「齢１６の女、子供呼ばわりして同居しようっつったの誰よ？？ん？」
「俺です。すいませんでした。あと昼飯はなんでもいいです」
「よろしい。
今の態度に免じて許してやろうアリババよ」
「口調変わってる？！」
「まぁそんな事はさておき、じゃあとりあえず足りなくなってる野菜を買ってきますかな」
そう言って私は立ち上がる。
部屋のドアに手をかけた時、
「なぁ、一つ聞いていいか？」
と、アリババさんに呼び止められた。
「別に良いですけど、手短にお願いしますね」
「…………なぁ、お前はさ…過去になんかあったのか？
辛い事とか、悲しい事とか」
「そんなの誰でもあると思いますけどね」
「でも、お前のは、なにか違う気がするんだ
本当に、
他人には理解できないような……
そんな事を経験したやつの目をしてるんだよ。
お前は」
「…………他人の事なんて、普通はわからないものですがね。
この世界に、自分と全く同じ人はいない。
だから、この世界に
自分と全く同じ経験をした人もいない。
どちらにせよ、『分かってもらおう』なんて、
甘ったるい理屈は通用しないんですよ。
でも、確かに私は様々な事を経験しましたね。
それこそ、貴方が言うところの
『他人に理解できないぐらいの』事かもしれません」
「なんか…Aってさ、
俺より大人びた事言うよな……たまにどっちが上か分かんなくなるよ」
「人生経験の差ですね」←
「生きた年数は俺が上だけどな！！」
「それでは……聞きたい事はそれだけですね？」
「おう！昼飯待ってるぜ！」
「はいはい。
本当に食い意地張ってますねあんた。飯減らしますよ……」
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そんなこんなで、私の新生活がスタートしたのであった
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
