70夜 兄です！ ページ26
この人は……
チーシャンで私を助けた…
あの、アリババさんだ……
にしても、こんなところで会うなんて…
まぁアリババさんは私のことなんて覚えてもいないだろうけど……
でも良かった。
狼さん改め『白銀さん』の背に乗って来たはいいものの、
ここもある意味ではチーシャンと同じ。
お金のない子供(実際は16だぜ！)には居場所がなく、頼れる人もいない。
でも、アリババさんなら……
「？……お前、なんで笑ってるんだ？」
「え？…私、笑ってました？」
「あぁ。こうしてみると結構可愛いよなAって！」
「あんたよくそんなこと躊躇なく言えますよね。」
「思ったこと言っただけだろ〜…
でもさぁA、やっぱり剣闘はやめといたほうがいいと思う……」
「はい？なんでですか！？」
「もし、金に困ってるってんなら、俺が助けてやるしさ、だから、なにも自分で無理しなくても…
それに……剣闘には一応年齢制限もあるんだよ。どっちみち、Aじゃ出れないって。」
「私16ですがなにか？」←
「…………マジで？」
「マジで。」
『完全に子供扱いされてるな』←注:アリババ
には聞こえません
「……いやでもやめといたほうがいい！」
「ダメです！私にはご主人から仰せつかった大事な任務が…ぁ…あ、ぁぁ…あぁぁ、っと、
すいません。忘れて。」←
「え？お前なんか誰かから頼まれて、ここに来たのか？
でも遭難したって……それにご主人って誰…？」
「あーいやいや！それは……その、
私の兄のことです！！！( 殿下すまん！！
実は最近、主従ごっこという遊びにハマっていましてね！
今ではお互いを『皇帝陛下』とか『ご主人』とか『付き人』とかなんやらかんやらと呼ぶようにしているんですよ！
さっきはついいつもの癖が出てしまってですね！
いやーかたじけない、かたじけない！
ホンットすいません。忘れて。」
「いや、別にそんなに気にしてないけどさ、
じゃあ、お前はその兄さんに頼まれてレームに来たのか？」
「あー……そうです！
まぁ、いろいろと複雑な事情がありまして……
あんまり他人に話せるような事では……」
「えーっと…いや、なにも無理しなくていいからな？
話せるようになったら話してくれればいいよ」
「はい……」
よかった…うまくごまかせた……
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
