68夜 物騒な二人組 ページ24
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「この女がどうなってもいいのか！！」
周囲の人々も驚き、その場で硬直してしまっている。
腰には俺から奪った袋
剣の腕なら勝つ自信はあるけど……
「…ッ……人質なんて卑怯だぞおまえ！」
「ハッ、なんだよエラそうに！剣闘士サマはいいよなぁ、戦って勝つだけでこんな大金が手に入るんだからよぉ〜！」
「それとその女の子は関係ないだろ！？」
「なに綺麗事言ってんだ！俺には金がいるんだよ！余ってんなら俺が貰ったって良いだろうが！」
「それは俺が戦って手に入れたものだ！お前に与えた覚えはないッ！」
「なっ……お、俺が持ってんならもう俺のもんだろうが！」
「なんだよその屁理屈……とにかく、その子を離せよ」
「じゃあ、もう追ってこねぇのか！」
「あぁ、わかった……」
「わ、分ったなら、いい……」
男はそう言うと、少女を突き飛ばし、路地裏へと消えていった
「……全く……なんなんだあの輩は……
…大丈夫か？」
突き飛ばされた少女に手を差し出すと、少女はにっこり笑って……
「はい、これ。」
と言って、俺の手に金の入った袋を乗せた……
って…
「……は？」
「これあんたのなんでしょ？
全くあのスリ馬鹿だよねぇ、袋外されても気づかないもん
どうせならもう殺しちゃおうとか思ったんだけど、やめといて正解だったね〜
あいつ今頃悔しがって地団駄踏んでるよ」
「……え、ちょっと待てよ。いま殺すっていった？」
「うん言った。それが何か？」
少女は被っていたフードを外し、隠し持っていた短剣を両手に持ち、にっこり笑った。
「私、A。
レームで一番大きい闘技場を探してるんだけど
どこにあるか分かりますよね？」
俺があまりにはやい展開についていけず呆然としていると、
物陰から一匹の大狼が姿を現した。
口にはさっきのスリ(なんかすっごいボロボロなんですけど…)が咥えられている。
「あー白銀さん！ダメだよ持ってきたら。その人の肉多分まずいと思うから食べないでね。」
「またもや物騒な会話が……」
「あ、紹介しますね。この狼さんが白銀っていって、私のパートナー
白い銀と書いて『しろがね』と読みます。
よろしくお願いしますね！」
「いや、そうじゃなくて……」
「さ！私を早く案内してくださいよ！」
心なしか狼の目が怖い……
この二人……見た目よりかなり物騒だな……
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
