47夜 皇太后という魔女 ページ3
部屋に入るなり真っ先にお香の匂いが鼻をつく
お香って普通もっと安らかぁ〜に使用するものじゃなかったっけ？
こんなにきつく炊いておいて、よくみんな鼻がひん曲がらないものだ。感心するよ……
けれど、広間の一番奥にいた人物を見て、
このドギツイお香なんて比じゃないことが分かった。
全身イボみたいにブクブクになってる人の手を握り、静かに椅子に座っていたその人物は他とは違う雰囲気で、
とにかくまず最初に分かったのは
……この人が皇太后 練玉艶であり、そして…
計り知れない強大な力を持っている魔女だということ
こりゃ簡単に倒せる相手じゃなさそうだ
皇族の皆様が到着すると、皇太后 練玉艶はゆっくりと振り返った。
「おかえりなさい…愛する息子たちよ……」
次の瞬間、殿下の周りのオーラが明らかに怒りを帯びた。ちょい殿下。バレバレですって。
「どうしたの？こっちへいらっしゃい。皇女達など嫁いで以来ね…陛下もきっとお喜びになられるでしょう」
バカ言え。アホなのかこの女。皇女の方々怯えてるやんけ。いや……魔女だから別にこんなことしてもおかしくないのか？
すると、ヒゲさんが前に歩み出ていった。
「陛下は病で？」
「ええ……ずっと患っておられたけど、急変なさって…さぁみんな、父上にお別れを言って」
そう言うや否や魔女は立ち上がりいきなりヒゲさんに抱きついた
「紅炎……もう私には貴方しかおりません……
支えてくれますね？最愛の息子よ……」
……ウワァなんじゃありゃ。風俗店の女かあいつは。あと誘い方がちと古臭いぞ。ババァか。
ババァなのか。いやババァだな。完全にババァだわ。
あと殿下、あんた目ぇ死んどるけど大丈夫？
他の兄弟達も兵達もざわついている。しかし問題なのはこの後の遺言の公表だ
どうなることやら……
「では、陛下の御遺言を読み上げます。
『朕、終わりに臨んで遺詔を託す
是れを以て位を簒ひ皇位を譲る』…
「(次の皇帝は炎兄だろ…継承権者はすべて統率下…例外があるとすれば白龍ぐらいか…)」
少し前の方にいた紅覇さんらしき人が呟いた。こうゆう聞かなくてもいいことまで聞こえてしまうからある意味不便なんだよなぁこの力。
私は突っ込まずにはいられなかった。
「さぁ…どうでしょうね…」
『煌帝国第三代皇帝は……
練玉艶。
並びに、帝国神官一同 是を輔けよ国事を委す』
ほらね……
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
