64夜 狼と人の雑談タイム ページ20
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______________一週間後
「で、狼さんよぉ、これからどうする？
食料はたらふくあるけど…水を確保できるかどうかわかんないし……」
『………』
「…ごめん、もう一回お願い。」
『…た…………すな…』
「あ？なに？
腐ったタラの芽甘やかすな？なにそれ？
もう！なんでこう動物の思考って
読み取りずらいのよもぉぉぉ！！！」」
『……私に向かってタメ口で話すな。』
「そこかよ！？というかぜんぜんタラの芽関係なかったねゴメン！
最初っからちゃんと聞こえれば問題ないのに
ねぇ……」
『そこは仕方ないだろう。人間と動物では、根本的な思考が違うからな』
「しるかよそんな理屈。こっちは毎日大変なんだよ！
初日優しいかなぁとか思ったら
いきなり暴言を吐くわ
飯をねだるわ
盗み食いをするわ！
なんなの本当に！思考を読み取るのだって結構集中力いるんだからね！このクソ狼が！」
『クソとは動物の排泄物の事だと聞いたが？』
「どこでそんな情報仕入れたんだお前……」
『で、この後どうするか、という話だったな』
「強制的に話戻したぞコイツ。」
『この船はどうやら現在西に向かっているようだな。
あの賊どもも、海流に船を乗せる技量だけはあったということか。
このままいけば、レーム付近の海岸辺りに流れ着くかもしれないな』
「長文を喋るな。聞き取りずらい。
ま、レームに行ける可能性があるなら、それは願ったりかなったりだけど。
狼さんも協力してくれるんだっけ？」
『そうだな……私は一種の生物兵器として奴らに飼われていたが、かなり虐待も酷かったし、
お主が来てくれなければ、私はここで死んでいたことだろう。
故に私は今はまだお主から離れるつもりは
ない』
「でも、その借りを返したら直ぐにどっか行っちゃうんでしょう？」
『………いや、場合によってはこのままお主のそばにいるつもりでいたぞ。
お主もその方が良いのではないか？まだ子供みたいだし』
「殺すぞテメェ」
『だが、実際そうだろう。少なくとも私に甘えてくる辺りがまだまだ子供だ。』
「ぐぬぬぅぅ……」
(クソ野郎…あの時自分の過去話なんてしなければ良かった…)
『少なくとも陸地に着くまでは我慢しろ。もし私を食肉にしようものならお主の命はないと思え』
「私が食肉になるじゃんかそれ！！！！！」
そんなこんなで時間は過ぎていったのだった…
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
