61夜 予想外すぎる ページ17
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ザシュッ
ズシャッ
ザクッ……
周りの海賊たちは、声をあげる間もなく倒れていく
私には全てが見えているのだ
建物の陰に隠れてようとしても、
船に戻ろうとしても、
その思考は全て行動に移される前に
私の頭に飛んでくる。
______________逃げることなど出来ない。
その恐怖が海賊どもを縛り上げ、
さらに動きを落とす
遂にはその場から動くものはいなくなり、
敵も味方も、
全員が、そこから動くことはなかった。
立っているのは、私だけ
「……やっばーやり過ぎた。
これじゃあじき下の方の人達も様子見に来るよね。というか味方の人まで殺しちゃうとか馬鹿なの私……」
自身は勿論、真っ赤に染まっていた。
前は、
あんなに怖かったのに。
黄牙の時以来、
すっかりどうでもよくなってしまった。
_______これが、慣れってことなんだろうか。
「恐ろしいねぇ慣れって…
けどこのままじゃ私、八つ裂き・袋叩き・車裂きのフルコースになっちゃうぞ……
それは困るな。
来世で殿下に呪い殺されてしまう。
さてどうしたものか……」
甲板で兵たちを全員血祭りにあげてしまった手前、
海に捨ててしまうのも、兵士たちが浮かばれないので後味が悪い
かといって見つかれば、ヒゲさんにチクられるかここでフルコースにあうかの二択
しかも殿下の呪いというオマケ付き。
どうするよ……
「あ、そうだ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うん、これでよしっと。」
私はまず無人海賊船と外交船をロープでつなぎ、
そのあと船内にいた全員を殺害した。
そして、
非常荷物入れの箱の中に、
亡くなった人たち全員の遺品を詰め、
海に流した。
誰かが拾ってくれればいいんだけど……
そして私は置いてあったハンマーで船内を壊して周った。
水が溢れ出し船が傾き始める。
すぐさま上に上がった私は、
海賊船に乗り移り、
…ロープを切った。
その数分後、
船は跡形もなく、海の底へ沈んでいった。
遺品を詰めた箱ははるか彼方。
大海原にただひとり。
「こんなんで帰れんのかねぇ私。
なんかサバイバル化してきたんだけど」
頭をかきむしり、ふと後ろを振り向くと、
「…………えっと、狼？」
生きてる奴がいました←
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モルさんの眷属器。見るだけでok。
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あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
