58夜 プレゼント ページ14
_______数日後
「殿下ァァァァァァァァ！！！！」
勢いよく殿下の部屋に転がり込むと
やっぱり殿下はいつも通りに今日の分の仕事をこなしていた
ふと上げた視線が私の足元を見る。
罠だな？
縄が張ってあったのでバク宙で避ける
で、綺麗に殿下の前に着地。
身軽なので身体能力には長けている
「殿下？私には罠はききませんよ。」
私はさっきまでの雰囲気とは打って変わって冷静に話しかけた
「……そうだったな。お前には未来が見えるんだった。最近そういう描写がなかったから忘れてたよ」
「おい。それ一番大事なところですよ殿下。」
「とにかく、なんでこんな日中にここに来たんだ？鍛錬をするなら青舜とでもしてこい。」
「違いますよ〜
…………レームへの出港日が決まりました。」
「……そうか。結局レームになったんだな」
「はい。ちょうどレーム行きの外交船が出るところだったんです。なのでついでに」
「だが、それだと自由に行動するのは難しいんじゃないか？」
「いや……どうやらあの人たちは私をレームに置き去りにする気みたいです。それなら心配要りませんよねぇ。
まったく、私が本当に一人で生きられないようなか弱い奴だと思ってるんですか？あいつらは。馬鹿馬鹿しい。
剣闘でもして、金稼いでから自力で帰りますよ。どうなるかわかりませんけど…」
「………」
「…殿下？どうしました？」
すると殿下は、私についてくるように言って武器庫にやってきた。
そして奥の方にあった木箱を手に取ると、
私の方に持ってきた。
「気にいるかわからないが……その小さな短剣一本では心もとないだろう。」
中に入っていたのは少し肢の長い短めの鉄製の剣だった。青い宝石が埋め込まれた端正な作りだが切れ味は良さそうだ。
「……これ後で借金とかとりませんよね？」
「アホか。大事な部下が死んだら一大事だろう」
「まだ出会ってから1年も経ってないですけど？」
「それでも、俺の意思に初めて賛同してくれた大切な仲間だ。
だから死なれたら困る。」
殿下はそっぽを向いてそういった。
素直じゃないなぁ……まぁそこがいいところなんだけども
私は静かに剣を構えて薄く笑った。
刃が鈍く鋭く光を放つ。
「………気に入りました…ありがとうございます。練白龍殿下……」
きっと今の私は、
とびきり歓喜に輝いていることだろう。
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
