55夜 雰囲気ぶち壊し ページ11
屋根の上に登り、私は全ての状況を把握した。
ザガンの全身魔装が解けた殿下はボロボロ
謎の黒い光を発していた練玉艶はつかつかと殿下に歩み寄り、何かささやくと
踵を返し、静かにその場を去った。
が、しかしなぜ残っておるのだダンゴよ。
まさかまだ危害を加える気じゃないだろうな…
ラスボスは居なくなったし…
殿下より先にあのダンゴを
片付けるか……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黙って俯いたまま動かない白龍。
そりゃあショックだろうな
実の母親、玉艶にここまでヤられたんだから
だけど、それでも俺は、
こいつに_______________
_________確かな王の器としての技量を感じた
もちろんマギからの視点っていう意味で。
だからもしかしたらとか思ってたけど……
ジュダルは静かに白龍に歩み寄った。
「やはり、ただ母親を恨むだけの器なのか…」
そこで初めて、白龍が顔を上げた。
幼い時からずっと見てきたその顔は、
俺が憎む練玉艶にそっくりで。
けれども同時に……
眩しいくらい綺麗なルフの
こいつの兄達にも
すごくそっくりで。
けど、その誰にもない大きな火傷。
白龍が未だに復讐に取り憑かれ、突き動かされているのは、
毎日のようにその傷跡を見てきたからなんだろう……
とか。いろいろ考えた。
もし俺が
こいつのマギになったら？みたいなことも
まぁこいつは俺のことは嫌ってるっぽいから
多分、露骨に却下するんだろうな……
それでまた
たった一人で復讐を果たそうとするんだろ?
だけどな白龍…気づいてるか？
「…だが、もしも……
お前が運命を恨むなら……」
お前について行きたいって思ってる物好きが……
「……俺が腕を掴んでやる。」
案外近くにいるってことに……
.
.
.
.
「物凄く感動的なシーンの中で申し訳ないけどちょっと雰囲気ぶっ壊していいかな？」
「あ？お前だr…」
気づいた時には遅かった
「すきありぃぃぃぃぃぃッッ！！！！！」
「うぎゃぁぁぁぁ！！！？？」
背中に見事にヒットした飛び蹴りの為に俺はくの字に折れ曲がりどろどろの地面に突っ込んだ
「……ブッ(笑)」
おい白龍吹くなよ←
ラッキーアイテム
モルさんの眷属器。見るだけでok。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ウラト - ぱないのって物語シリーズですよね！ (2016年5月4日 2時) (
レス) id: 9d9d1106e6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット廃人のネト充 - ジュダルのあだ名がめっちゃ笑えるｗｗｗｗ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 7c3141a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
らいむめろん - 永らくご無沙汰して申し訳ありません！一身上の都合により更新が遅れます。本当にごめんなさい……皆様これからもよろしくお願いいたします。 (2016年1月5日 18時) (レス) id: 2a8f9b99d0 (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張ってね！ (2015年12月15日 21時) (レス) id: 1294923381 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしています^^ (2015年12月13日 17時) (レス) id: d0082e23f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいむめろん | 作成日時：2015年7月23日 20時
