漆話 お説教 ページ9
あの大鬼を殺生丸が倒した後、
りん、A、邪見は食べ物を調達しに行った。
そしてとってきたものを食べているとき
りんがAの前に仁王立ちをしだす。
Aは不思議そうにりんを見る。
「どうかしたのりん」
邪見もそんなりんを不思議そうに眺めている。
「どうしてあんな無茶したの」
あ、そのことか。とA。
そしてりんの言葉に便乗する邪見。
「そうだ！あんな危険なことしおって！
(間に合ったからよかったもの、Aが死んでいたらわしは…!)」
「次あんなことをしたら承知せんぞ!!」
邪見様…。と感動する二人だが、自分の保身のための言葉だとは気づいていない。
そして、ここからりんと邪見のお説教時間が始まった。
「大体Aはあたしたちの事を優先しすぎ！」
「自分の命を軽んじすぎだ！」
あーだこーだ。ここもこーだ。あれもそーだ。
・
・
・
「すみません以後気を付けます…」
二人に散々叱られて、もういいだろうと
謝って終わらせようとしたけど、二人はまだ言い足りない様子。
いや、分かってない！
とか何とかでまたお説教が始まる。
近くで月を見上げている殺生丸の方を見て
助けを求めようとするが
一瞬Aの方を向き、すぐに月に視線を戻した。
二人の言う通りだと言わんばかりに。
うう…と情けない声を漏らすA。
「ごめんなさいってばあああ!!!」
「あ、ちょっとまだ足りないよ！」
「くぉらA！逃げるんでない！」
二人のお説教から逃げるように走り出し
暫らく追いかけっこをした三人の楽しそうな声が響いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RUKA(プロフ) - とても面白いです！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 18時) (
レス) id: 4977de0b73 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白かったです！！更新気が向いたらでもいいので頑張ってください！！ (2019年4月11日 18時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：�� | 作成日時：2018年7月4日 23時
