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弐拾陸話 ページ27

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ドゴォンと言う爆破音。

…なんでここにいんの。


「よぉA、探したぞ」


「ちゅーや…」


目の前に現れたのは間違いなく中也。なんでこの人がこんなところにいるの?

っ、まさか


あいつ(・・・)の所にいたとはなァ」


お兄さんの。



「こらこら中也。Aが怖がってるだろう」


「太宰さっ」


「うるせえ。泣かせといてよく言う」


「うわぁ…」


太宰さんが現れて私の前に立ちはだかった。けど、中也の異能力でことごとく捕獲される。

なんでっ、やだよ。


「やだっ、ちゅーや、やだ!!!」


大声でそう叫べばぶわぁと殺気が飛んできた。あ、やべ。と思ってももう遅くて、

太宰さんが、あの太宰さんが引くほど怒ってらっしゃる。怖いなぁと思いながら泣く。


おにーさんがぃぃいいい!!!


「何をしてる」


「国木田くん。いやぁ〜実はねぇ」


「実はねぇじゃねぇよ太宰。んだ今の爆破お、ん」


ドアを蹴破って来たのは国木田さん…と、



「お兄さぁぁあああん!!」


「亜依!?なにしてんだ!?!?!」



お兄さんがいた。

というかお兄さん探偵社員だったんかい。



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作者名:拳銃 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月12日 23時

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