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無事、上司に書類を提出し、仕事を定時に切り上げ、足早に会社を出る



電車に乗って家に帰り、私服に着替えてから伊弉冉と観音坂の家に向かう



ピンポーン




『伊弉冉ー?いるかー?』



ちょっと早かったか?



「はーい!」


勢い良くドアが開いたので少しビックリ



「上がって上がって!」


『お邪魔します』



観音坂はまだ帰ってきてないのか?



『なぁ、伊弉…んっ』


伊弉冉、と名前を呼ぼうとしたらキスされた

ビックリして反射的に腹パンしそうだったが、伊弉冉に両手首を掴まれたのでそれは防げた



『伊弉冉…どうした急に』


「もうちょい照れろよ〜」


『何でだよ…』


ぱっと手首を離された



伊弉冉の部屋に入り、昨日俺が伊弉冉を抱いたであろうベッドに座る



『そういえば話って何だ?』


「これからどーすんのって話!」


『これから?』



俺がポカンとしていると伊弉冉が



「ちょっと!俺っちを抱いておいて無責任な!」


と言ってきた。

な、何だ…?何を怒っているんだ?
抱いたことに責任を持つ…



『慰謝料払えってことか?』


「ちっがーう!!!」


『け、警察に突き出すとか?』


「ちーがーうー!!!」



もう、と頬を膨らませて俺を見る



「だから、その…付き合うかってこと…」


『え、』



付き合う?俺と…伊弉冉が?


た、確かにそういう行為をしておいて何も関係を持たないとなると、


遊びの関係とか…俺が伊弉冉を捨てた…
ということになるのだろうか…めちゃくちゃ悪い奴じゃないか!!


伊弉冉のことは恋愛対象として見たことない
だが決して付き合うことに断固拒否する、という訳でもない



抱いてしまったからにはきちんと責任を取らないとな…




不安と期待が入り交じった目でこちらを見ている伊弉冉に少し鼓動が早くなる




『い、伊弉冉…!俺と付き合ってくれ』


きちんと真っ直ぐ伊弉冉の目を見て





『(吃った…恥ず…)』



ぎこちなく発した言葉に顔に熱が集まる




俺の顔は多分赤いだろう



一生言うことがないだろうと思っていたセリフを
俺は伊弉冉に伝えた。

返事→←朝飯



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月夜 - ヒプマイの新曲聞いた? 神曲!! (2019年9月10日 16時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大丈夫だよー!! 更新頑張って^^ (2019年8月29日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
あやばな(プロフ) - 月夜さん» おかえり!!全然更新してなくてさーせん、、((((( (2019年8月28日 0時) (レス) id: 3d53cc1cd6 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 帰ってきたー!! また話そうね^^ (2019年8月22日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
あやばな(プロフ) - 月夜さん» 了解!!! (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3d53cc1cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやばな | 作成日時:2019年7月6日 17時

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