【ヒプマイ】やってしまった【男主】 (ページ35)

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手紙ページ35

1人で家に帰ろうとすると、一二三と独歩が

「「送ってく」」

と言って家まで着いてきてくれた

そこまでしなくても…と思ったが、正直一人だと少し不安だったので、ありがたかった

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俺の住んでいるマンションに着く

『あ、ポスト見なきゃ』

「お、俺が行くよ、何番？」

『あ…っ！いや！大丈夫だ、俺が見るから』

独歩にポストを見せないように少し慌てて遮る

ｷﾞｨ…とポストを開けると、

『(またか…)』

１ヶ月前から続いている脅迫文

それと愛が溢れすぎている血文字のラブレター

それと…ストーカーの下着姿の自撮りの写真…

一二三と独歩には心配をかけたくなくて、
つけられているだけ、と言ったが実はこのような狂気じみた手紙がきている

一郎くんだけにはこの事を話した

「どうしたの？何か入っていたのかい？」

と後ろから配達物を一二三が見ようとしていたので、全力で阻止した

『いや、何でもない！うち、上がってくか？』

「いや、僕達はここで…僕はこれから仕事だから」

『えっ、そうだったのか！それはすまなかった…わざわざ俺のために…』

だからスーツ着てたのね

「いいんだ、僕が自分でやったことさ。
Aが気にすることないよ」

『悪いな…』

「…A」

『ん？どうした独歩』

「独歩くん？」

下を向いている独歩に、俺と一二三が首を傾げる

「何かあったら…俺らにすぐ相談しろよ」

ギラっと一心に綺麗な目が俺を見つめる

「独歩くん…」

『…ああ、ありがとう…』

「じゃあ行くね、また連絡するよ」

『うん、ありがとう二人とも』

俺は静かに二人の背中が見えなくなるまで見届けた

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