隣の席の赤葦くんが寝ています【赤葦京治】

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今日行くのは水族館。



寝癖はついてないだろうか



服装はおかしくないだろうか



忘れ物は無いだろうか





ええい
そんな何度も家で確認した事、今はどうでもいいんだよ。


赤葦くんが寝坊せず、しっかり待ち合わせ10分前に着いていたことだって、私服の色の系統が同じような感じだった事だってひとまずは置いておこう。


問題なのは





『赤葦くん、あれ完全木兎さんだよね』


｢うん、きっとその隣にいるのは木葉さんでその後ろが小見さん、猿杙さん、そして白福さんや雀田さんまでいる…。鷲尾さんと尾長は居ないみたいだけど｣






小声でそう会話を交わす
そう、問題というのは三年生の皆さんが後ろからこっそりとついてきている事。
これは大問題である

先日、先輩達にうっかり口を滑らせ、二人で出掛けることを先輩たちに話してしまった我々だがまさかこんな後を追ってくるなんてこと予想もせずただ、休日が終わったら色々聞かれるんだろうなとそう軽く思っていた程度だった。



そんな甘く見ていた自分が馬鹿だった
あの先輩達が普通なわけないだろ
大体、先輩方には髪型が目立つ人が多過ぎる。
ミミズクヘッドに金髪…。よくそれで帽子もしないで尾行なんてしようと思ったものだ。

はぁと静かに呆れる。





だがしかし、ここで私の我々の悪戯心に火がついた。


よし、こんな後ろをつけられてる事に気付いてなかったら完全公開処刑なある意味嫌がらせをされているんだったらそれに便乗して私達も先輩たちにその仕返しをしてしまえ。








『赤葦くん、もう少し気付かないふり続けよ。』


｢先輩達の事からかう気満々だね｣


『つけて来る方が悪い』


｢同感｣





うん、とアイコンタクトをとり歩くペースを少し早め、私たちは先輩たちをからかう為というなんとも性格の悪い理由で行き先をある場所へと変更する事にした。



かなり悪い笑顔をしながら






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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

今日のHQ男子

大平獅音

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