Follow a Dream Ⅳ (ページ5)

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episode 155 Adult younger brother ページ5

※ｼﾞﾝside

カスミヌナがユンギとナムジュンと活動してる時、何度か現場に応援に行った。

ヌナが好きなスイーツを持ってくと、「管理中なのにやめてよ〜」って笑いながら美味しそうに食べてくれる。

俺より年上なのに時々子供みたいに無邪気な顔をするヌナは、普段の落ち着いた雰囲気とかなりギャップがあって。

俺たちは皆そんなヌナが大好きなんだ。

、、、ヌナはいつになったら俺のことも「ジン」って呼んでくれるかな。

3人が音楽番組に出演した時、共演した女性アイドル、

Valentineのサラ。彼女がユンギの元カノだってことは俺しか知らない。

ある意味黒歴史みたいなもので、ユンギはかなりあの子に振り回されてた。

人より自分を最優先、、、ヌナとは正反対だな。

ヌナとユンギが付き合い出す前にもヨリを戻そうと躍起になってたみたいだけど、思惑なんてすぐわかる。

どうせ俺たちが有名になったからだろ？
BTSのブランドしか見てないやつなんて、信用できるもんか。

きっとユンギと組んでデビューするカスミヌナのことも気に食わないって思うんじゃないのか。

だから内心すっごく心配だった、彼女がヌナに何かしないかって。

Big Hit事務所＿＿＿＿＿

今日は休みをもらってたけど、ダンスの練習をしようとレッスン場に来た、

ちょうどジョングクも来てて、一緒に合わせて練習。

ジョングクの横顔をじっと見ると、本当に大人の男になったなぁって嬉しくも寂しくもなって。

ｼﾞﾝ「ジョングガ、ずっと思ってたんだけどお前ってヌナと特別仲良いよな。あ、別に変な意味で聞いてないんだけどさ、、、」

少しだけ言葉が詰まったジョングクだったけど、

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヒョン、俺ヌナのこと好きだったんです。ユンギヒョンとヌナが付き合いだした時に告白もして、、、フラれちゃったけど。笑仲良いというより俺から引っ付いてってる感じだけど、ヌナは優しいから、、、」

ｼﾞﾝ「え！？、、、ごめん、そうだったのか、辛くないか？」

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「恋人がいる人を好きになったから、これくらいの痛みは覚悟してた。結構キツかったけど。笑」

急に複雑な気持ちになった俺はジョングクを強く抱きしめる。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ちょっと、、、苦しいよヒョン。笑」

ユンギにもジョングクにも、勿論ヌナにも幸せになってほしい、

でもきっと、この叶わない片思いがジョングクを少し大人にしたのかもしれない、、、