episode 190 stay by my side ページ40
※ﾕﾝｷﾞside
気づいたら俺も涙を流していた、お互いの存在を確かめるように必死に名前を叫びながら。
ﾕﾝｷﾞ「カスミ、、、カスミっ、、、！、ごめん、、俺、、、」
俺の涙をすくって頬に触れるカスミ、、、夢じゃないんだな、、、、
久しぶりに触れたカスミの唇、初めてキスした時よりもドキドキして、嬉しくて、、、
ﾕﾝｷﾞ「カスミ、、、愛してる」
カスミ「ユンギ、、、私も、愛してる、、、」
長い夜が明けて、柔らかい灯りが心に火を灯してくれたみたいだ。
歌謡祭での事を今話すべきか迷ったけど、カスミの落ち着いた目を見て話すことにした。
カスミ「そんな、、、ヒョジンさんも被害者だね、、、でも皆の誤解も解けてよかった、、、嫌われちゃったって思ったから、、、」
ﾕﾝｷﾞ「俺こそごめんな、、、サラの事鵜呑みにして傷付けた、、、本当にバカだった、、、歌謡祭の日、ジョングク泣いてた、、、カスミの事一番気にかけてるのはあいつだからな、、、」
カスミ「そうなんだ、、、記憶が戻った事、早く皆に知らせなくちゃね＾＾ でもその前にお家帰ろう、、」
俺の掌にすっぽり隠れてしまうほど小さなカスミの手を握って、この手を二度と離さないって誓った。
帰ろう、、、俺たちの家に、、、
＿＿＿＿＿＿マンションに到着してリビングに入るなり、カスミを抱きしめる。
ずっと胸の中にしまってた想いを打ち明けた。
ﾕﾝｷﾞ「俺のつまらない嫉妬でカスミに辛い思いさせて悪かった、、、ヒョジンさんの事も、サラの事も、、、カスミにはなんの落ち度もなかったのに、、、ひとりにしてごめんっ、、、」
カスミ「サラさんが言ってたの、ユンギと付き合ってたって。私それ聞いて心の中で複雑で、、、私とタイプ全然違うし、あんな綺麗な人が好きなのかって、それに、、、ユンギには一番に私を信じていて欲しかった、、、でもつまらない嫉妬なんて誰しもある事だし、私だってヤキモチくらい焼くよ？笑」
俺の腕を解いて、笑うカスミ。
カスミ「ユンギ、もうこの話は終わりね＾＾ 私は大丈夫っ、、」
ﾕﾝｷﾞ「嘘。 大丈夫なんて言うな、、、そんな言葉で暗示をかけないで、、、俺の前でも素直になってよ、、、」
カスミの腕を掴んで無理やり抱きしめた。
カスミ「、、、ユンギっ、、、ユンギのバカっ、、、もう私を、、離さないでっ、、、」
俺たちは今、色んな意味で本物の恋人同士になれた気がした、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年4月22日 0時
