episode 170 Childish monopoly desire ページ20
※ﾕﾝｷﾞside
RM「皆さん、コンサートお疲れ様でした！乾杯！」
無事に海外での公演を終えた俺たちはメンバーと仲の良いスタッフと軽く打ち上げを開いた。
明日には韓国に帰れる、、、こっちに着いてからもカスミの情報を逐一確かめながら過ごしてた。
なんとなく連絡する勇気はなくて、変な意地をまだ引きずってる俺は、本当に情けない男だな、、、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ユンギヒョン、ヌナとちゃんと連絡取ってる？まだぎこちない感じなの？」
お酒の入ったグラスを持ってきて隣に座ったジョングク、
ﾕﾝｷﾞ「ああ、カスミも大変なスケジュールをこなしてるからな。ランキング見たか？カスミまた一位だって、、、凄いよな、」
俺が曲を提供したValentineのステージも良かったけど、やっぱりカスミが一番輝いてた。
俺の、俺だけのカスミ。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「うん、、、ヌナってとんでもなく頑張り屋さんだもんね＾＾、綺麗だし性格も良いし、、、だからモテるのは仕方ないよ。ユンギヒョンはそんなヌナの彼氏でしょ？羨ましすぎるよ、、、」
グラスのお酒を一気に流し込んで、また空のグラスに注ごうとするジョングク。
ﾕﾝｷﾞ「ジョングガ、、、飲み過ぎるなよ、」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ふふ、、、大丈夫＾＾ ユンギヒョン！絶対帰ったらすぐにカスミヌナに連絡してね？絶対待ってるはずだから、、、」
うん、、、わかってるよ。本当にいいやつだな、ジョングク。
＿＿＿＿＿＿＿＿仁川国際空港、
出迎えてるマスコミをかいくぐって、急いで車に乗り込む。
後部座席からまだ真っ昼間の街並みを眺めていると、事務所からそんなに離れてない距離の大きなホテルが目に入る。
高そうなホテルだな、、、っえ？カスミ？
間違いなく入口に立ってるのはカスミだった、泊まってるホテルってここだったのか、、、
シンプルなシャツとスキニーの組み合わせてでもスタイルの良さがわかる、カスミまた痩せたんじゃないか、、、？
カスミが誰かに手を振ってる、、、ハンギョルさんだ。
ずっと二人で仕事してるから仲良いのは仕方ないけど、、、
ハンギョルさんがカスミの肩に手を添えてるのが目に入って無性に腹が立った。
俺はバカだ、、、もっと割り切れよ。
カスミと付き合い始めた時、そう約束したじゃないか、、、
数日後には大きな歌謡祭でカスミとも共演が控えてるっていうのに、、、
カスミと会っても笑える自信がない＿＿＿＿
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作者名：Apple | 作成日時：2022年4月22日 0時
