【文豪ストレイドッグス】マフィア幹部が捨て子を拾ったみたいです【中原中也】

23話 ページ24

谷崎「えっと…話とは…？」









中也「あぁ、太宰いねぇけど…まぁいいか」









俺は赤ん坊の事、拾った経緯









探偵社に子守りを手伝って欲しい事を順々に伝えた









ナオミ「キャー！なんて可愛らしいの！」









鏡花「モチモチ…」









敦「泣かないなんて珍しいですね！」









探偵社の奴らがどんどん赤ん坊に集まる









利口な赤ん坊は泣きはしない









しかし一気に詰め寄られると流石に驚く









俺の服を強く握っていた









中也「あ〜…あんまり詰め寄るとこいつ驚くから…」









ナオミ「あ！ごめんなさい…」









乱歩「素敵帽子君！その子の名前は？」









中也「え？」









ナオミ「そうですわね！名前聞いておきたいですわ！」









中也「え…いや…名前なんて付けてねえよ…？」









そもそも考えてすらねえし









すると、セーラー服を着た女が俺に怒鳴ってきた









ナオミ「なっ？！なんて酷いことを！育てるならちゃんとお名前を授けるのが親の義務ですわ！」









谷崎「ナ…ナオミ落ち着いて…」









親の義務…









ただでさえ俺はこいつの親代わりになれてるか









わかんねえのに…









それにこいつには本当の名前があるはずなんだ…









俺が付けていいものか…？









ナオミ「まぁ…付けてないのでしたら今付けましょう」









中也「今？！」









ナオミ「当たり前ですわ！付けないなら私が付けますわよ！」









敦「まぁ…名前はあった方が呼びやすいのは確かですね…」









中也「名前…」









俺はそういうのが得意ではない









でも、名前を付けろと言われて









この名前がすぐに浮かんだ









中也「A」

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