転生したら、乙ゲーの悪役王子になってました

破滅フラグ　　第15 ページ17

??「あら、A様ご機嫌よう。A様がパーティーに出席するなんて珍
　 しいですね？誰かのお誘いで?」




貴『えぇ、まぁ....。かなり厄介な人に誘われましてね......やむを得ず
　 パーティーに参加する事になりました。』







この子は確か、主人公と攻略対象をくっつける役目で、この悪役王子の幼なじみ
である､ジュリー•ジェーン悪役王子と同い年

　
ゲームでは、脇役みたいな立場だけど、人気はあって、知的な雰囲気とクールさ
がまた良いんだよね〜!








ジュ「ふふふっ、貴方が折れるだなんて珍しいわね♪ 何かあったの?」



貴『んん〜....心あたりがありすぎて逆に分からないよ。ところで、ジュリー
　 は挨拶行かないの？』



ジュ「ん？誰に？」



貴『ほら、パーティーの主催者のアマツキ•ショール王子にだよ。一応この国の
　 第一王女でしょ？』



ジュ「もう挨拶は済んだわよ。それに第一王女って言っても、そっちの国とこの国の
　 ほぼ境目よ！」



貴『でも、一応第一王女でしょ？』



ジュ「それは、そうだけど.......」







ん？

何やら、ジュリーが何かに引っかかっているようだ！
ここは男(表面上)として､聞いてあげた方が良いのでわ??←





貴『何か悩み事があるなら、聞くけど？』


ジュ「あら、何時にもまして紳士ね。じゃあ







　 ＿＿＿＿＿聞いてくれる？」





貴『えぇ、もちろん。』




ジュ「実は最近、第一王子のアマツキ様の様子が変なのよ。そこで、周りの者
　 達が､年が近くて同じ第一王女の私なら分かるかもしれない、って言って
　 私がアマツキ様の様子を伺ってみたけど....あまりそう言う感じが無く
　 ってどうしようって思ってたのよね.......」



貴『ん〜......なるほど。ちなみにその変ってどういう感じで変なの?』



ジュ「んん〜、私が見る限り、まず前よりもボーッとする事が多い。
　 溜め息も多くなったわね。長時間本を読むようにもなったし、最近
　 うたた寝が多くて、夜眠れてなさそうだし、習っている剣術でもミス
　 が多くなった、位かしら.......？」




貴『結構見てるし、分かってるね。』←



ジュ「まぁ、材料は多い方が良いからね♪」





貴『じゃあ分かった、機会があれば本人に聞いてみるよ』


ジュ「本当!? 助かるわ！ ありがとう！」









不安しかないけどしょうがないよね！

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