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担任「〜で、このXを〜して」
席替えの興奮も収まり、今は静かな授業モード
私は授業はちゃんと聞くし、ノートもしっかりとる
一「zzzz…」
隣で気持ちよさそーに寝ている松野さん
すると、パチッと目が開いた
起きたんかい
担任「んじゃあこの問題を…一松」
一「え」
ああ、寝てるのバレてたかな
私は自分のノートの端に問題の答えを書いて、松野さんに見せた
一「X=3です」
ボソボソと、あまり抑揚のない声で言った
担任「正解。じゃあ次の問4は…」
一「…ありがと」
私は黙って頷いた
こういう時、どういたしましての一言でも言えればいいんだけどね
アレだ、コミュ障というヤツだ
松野さんは眠気が覚めたのか、ノートを写していた
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作者名：狂愛 | 作成日時：2016年8月7日 19時
