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第46話 経緯説明(※流血表現あり) ページ47

サブタイトルにあるように流血表現があるので、苦手な方はブラウザバックを推奨します。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「ッ!お願い。モモと、杏子にはっ、手を出さないで!」
「!」
母さん…。
「あら、佐倉さん…杏子さんは、生かしますよ。でも、あなた達二人は…この先は言わなくてもわかりますよね?」
「っ!」
「では、さようなら」
そう言い、マミは引き金を引いた。___バン!
「かぁ、さん…」
「…お母さん…?」
母さんの血がモモにかかる。だが、モモはそれをわからず、母さんに異変が起きたことしかわからない。
「お母さん?ねえ、どうしたの?」
そんなモモを端にマミは銃口を向けた。
「?」
「モモちゃんも、さようなら」
バン!
「___」
モモの頭を打ち抜き、三人の血で床が赤く染まっている。
「う、嘘だ…。だって、あたしが見たとき、は、首を……」
「人間は、信じられない光景を見ると、都合よく”事実”を変えることがあるからね。君が見たその光景が本当の光景だったのかはわからないけど」
「ッ!?」
じゃ…じゃあ…マミは…本当に……。

Aside
「それから、あたしは見滝原に来た。後は、あんたたちが知ってる通りだ」
「…」
しばらく誰も喋らなかった。だが、私はその沈黙を破った。
「インキュベーター、さっさと出てきたらどう?」
「!?」
私は圧をかけながら、そう言った。
「…まさか、気づいているとは思わなかったよ…」
「キュウベえ!?」
全員が驚愕している。いや、ほむらも予想はついていたようで、特に驚いた様子はなかった。
「質問にYesかNoで答えなさい」
冷たい目をしながら、私はそう言い放ち、変身をし、氷の刃を向ける。
「ちょ!Aさん!?」
「あんた何して…!」
マミとさやかが何か言っているが、今回は無視だ。
「少しでも変なこと、嘘を吐くのならば、あんたにこの氷の刃が刺さるからね」
「その目の君が言うと本当にやりそうで怖いなぁ。それに僕を殺したって___」
「知ってる。代わりはいくらでもいるんでしょ?」
「…」
「だから、永久凍土にでもしようかなって思って」
そう私は笑顔で言う。…サイコパスではない。
「…」
「あんたは数時間前にいたキュウベえではない?」
「…あぁ、その個体とは別個体だよ」
「…その個体はあんた達で言う”欠陥品”?」
「…その通りだよ」
なるほど。なら、ほむらが殺さずに一緒にいた理由がわかる。


誤字脱字を発見したので直しました。

第47話 心にもないこと→←第45話 事実と言う名の幻(※流血表現あり)



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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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