第43話 胡散臭い情報屋 ページ44
「…マミさん、この子たちに昔の話した?」
「いいえ、話したことはないわ」
あー、なるほど。じゃあ軽く説明しますか。
「えーっと、さっき…で合ってるのかな?まあ、いいや。さっきの戦い見てたらわかると思うけど、私とマミさんと杏子は昔からの知り合い?仲間?まあ、そんな感じ。…私はある日、脱退したけどね」
「あれって脱退っていうの…?」
「かなり一方的だったよなー」
マミと杏子から何か言われてるけど、無視無視。
「で、私とは違う日に、マミさんと杏子が喧嘩?して、自然的に解散になったんだよ」
「何で、Aさんが知っているの?」
あー、はいはい、気になるよね〜。実際、遠目に見てただけなんだけど…。
「私は何も聞こえなーい」
「おい」
とりあえずふざけました。
「はぁ。とりあえず、Aが話したくないのは、わかったよ。ほんと勝手なんだから…」
「…そうね。Aさんが話たくないなら、無理には聞かないわ」
杏子に呆れられてる気がするけど、スルーしておこう。
「私の話より、杏子の話。てことでよろしくお願いしまーす」
「はいはい。わかったよ」
杏子side
今日もあたしはいつも通り、お菓子を片手に色々な場所をうろついていた。
「やぁ、杏子」
そう後ろから声が聞こえ、あたしは振り返った。
「なんだ、あんたか…」
後ろにいたのは、猫なのかなんなのかわからない生き物、キュウベえだった。
「なんだとは酷いじゃないか。僕がせっかく、良い情報をあげようと思ったのに…」
「あんたが?あたしに?胡散臭いね」
「___君の家族の事さ」
「ッ!てめぇ、それ以上話すんじゃねぇ!」
あたしは目の前のやつに槍を向け、そう言った。
「物騒だなぁ。でも、いいのかい?君の家族の死の事実を知らなくて」
「!?」
何を…言ってるんだ…?こいつは…。
「事実?あたしの家族が死んだ原因なんて、知ってるさ」
あたしがあんな事を願わなければ、家族が崩壊することなんてなかったんだ…。
「あたし、話すなって言ったはずなんだけど?」
原因なんてわかってる…。全部、あたしのせいだってことくらい…。
「本当にそうなのかい?本当に、全部君のせいなのかい?」
あたしの心を見透かしたように、こいつはそう言う。
「どういうことだい…?」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
また中途半端で申し訳ないですが、これで終わりです。1400hit越え&ここまで読んでいただきありがとうございました。
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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=
作成日時:2023年4月1日 18時