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第36話 一時休戦 ページ37

「っ!」
なんて思っていたら攻撃に当たってしまった。体力がもう、限界なんだ・・・。そりゃそうだ、ずっと動いてたんだもん。身近なことに例えるならずっと持久走をやっているようなもんだ。さらにそれがデスゲームと化してるからなぁ。
「っ!」
体力の減少、先ほどの攻撃のこともあって足が動くのが遅くなった。結果、攻撃に当たる。
「いっ!」
そしてこれが続くとどうなるのか。答えは目に見えてくる。__敗北。失敗。しくじり。不成功。誤り。過ち。そのようなマイナスな言葉で私の頭の中は塗りつぶされる、
「・・・」
__いやだ。確かに、負けるかもしれない。杏子を、みんなを救えないかもしれない。でも、それも”このまま”ならの話。まだ可能性はある。ゼロじゃない。なら、いけるところまでいってみても価値はある。そして、私は今、策を思いついた。
「さっさと、くたばってくんない?」
「いやだね。それに戦いはお預けだよ」
私がそう言った瞬間、杏子は倒れた。まあ、私が催眠魔法をかけただけなんだけどね。そして、私も膝をつき、倒れこんでしまった。
「Aさん!」
マミの声が・・・聞こえる。
「あはは、ちょっと無理しすぎたみたい・・・」
「っ!笑いごとじゃ・・・!」
マミはそう私に言いかけたが、状況を見てか、私の傷を治し始めた。
「ありがと。でも、杏子も助けてあげて。私の攻撃も少しくらってたからさ・・・」
「!
えぇ、もちろんよ」
「それとね・・・どこでもいいんだけど、杏子をベッドかどっかに移して・・・代わりばんこで・・・見張っといて・・・きっとあの子、逃げるか、攻撃するかの・・・どっちかだと・・・思う、から・・・」
「わかったわ。だからもう、喋らないで・・・」
あぁ、眠くなって・・・きたなぁ。
「ゆっくり休んでね」
意識がなくなる直前、マミのそんな優しい声が聞こえた気がした。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
第2章はこれで終わりです。中途半端ですが…(もはや作者がどこで区切ればいいのかがわからない)。第3章は作戦会議みたいなやつになると思います。
前回も中途半端に終わってしまってすいません。文字数制限に引っかかりました。
前々々回(第33話)はギャグがありましたね。もうタイトルをギャグに走らせました。
今回はここで終わろうと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。

第37話 悪夢→←第35話 成立しない会話



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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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