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第32話 危ないものとは? ページ33

マミに槍を向ける杏子に向かって、私は変身せずにソウルジェムを槍に変えて止めに入った。
「……水を差すなよ…」
沈黙を破ったのは杏子だった。私は前置きにあははと苦笑いをし、こう言った。
「ごめんね〜?私だって、ただの遊びなら水差したりしないよ。でも、これ、遊びじゃないでしょ?」
「そうだね。正真正銘の殺し合いだね」
だよね…。これが『遊びでした』ってなるわけないよね…。何かのドッキリでもないし…。
「で、今さら何?」
「痛いところをついてきたね…」
そのことを言われたら私は何も言い返せない。自分勝手な行動をしたのは自覚しているから。
「……どうして、今さら出てきた?」
「う〜ん?さっき言った通りと、傍観者はやめよう!って思ったのと、やけくそ」
と私は真顔でケロッとそう言った。
「最後のいる?」
おそらく今まさにこの場にいる全員の気持ちを代弁したね。
「正直に言ってみました!」
「…」
つめた〜い視線を向けられている気がする。
「速くそこを退けてくれないかなぁ?邪魔なんだけど?」
そう冷酷に杏子は言い放つ。
「え〜、やだ」
「…」
めっちゃ睨まれてる…。
「ッ!」
あっぶな!もう少し気づくのが遅れてたら、大けがしてたよ…。まあ、私たちにはあまり意味ないけどね…。
「危ないなぁ〜」
「この状況で危ないも何もあると思う?」
「…はい。今のは私がおかしかったです…」
うん。まず戦闘をしてるって時点で危ないもんね…。
「おかしいのは元からでしょ…」
と杏子はボッソっとつぶやいた。
「おーい、聞こえてるよー」
「あっそ」
「冷酷ー」
コントやってる気分になってきた。というか、はたからしたらそう見えるだろう。でも、こうでもしないと時間を稼げない。
「ちょいちょいマミさん、お願いがあるんだけど…ちょっといい?」
私は小声で近くにいるマミに話かけた。
「!
なに、かしら…?」
「まどか、ほむら、さやかの傍に居てもらってもいい?」
そう私が言うとマミは驚いた顔をし、こう言った。
「どうして、あの子達の名前を…?」
「その説明はパスで…」
状況も状況だが、まずもう説明するのがめんどくさいし、どう話せばいいのかがわからないから、しばらくはずっとパスにしているだろう。
「…いいけど、Aさんはどうするの…?」
「杏子の相手をする」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
中途半端ですが、ここで終わります。絶対文字数が足りなくなるので。すでに今もやばいので、ここで終わらせます。

第33話 特技はコント?→←第31話 傍観者は辞めにします!



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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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