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第24話 夜の教会の人目には、気をつけてね ページ25

杏子side
今、あたしたちはマミさんの家に向かっている途中だ。
「ねえA。なんであの子に名前を教えちゃダメだったの?」
気になったから質問してみた。
「うっ!やっぱり気になる?」
「無理にとは言わないけど…昔あの子の知り合いか何かだったの?」
「ううん。”会った”のは初めてだよ」
会ったのは?あの子、有名人か何かなのかな?
「じゃあ何で…?」
「…ごめん。言えない。でも、ひょっとしたらいつかその理由がわかるかも?」
「何それ?」
とあたしは笑いながら言った。
「まあ、いいや。さっ、早くマミさんのとこ行こっ!」
「うん!……佐倉杏子」
急にいつものAの雰囲気が一変した。いつもと比べ、少し声が低くなった、のかな?少しあたしは寒気がした気がするが、それは気づかないふりをし、Aに勘づかれないように、できるだけいつもの口調を心掛ける。
「ど、どうしたの?A?」
「夜の教会の人の目には、気を付けてね」
「…え?」
何を言っているの?
「ど、どういうこと…?A…?」
「あれ〜?マミさん家ってここを曲がるので合ってたっけ?」
「え?あ、うん…」
気が付けば、いつものAの雰囲気に戻っていた。
「ちょっと駆け足で行こっか。杏子の帰りが遅かったら、杏子の家族が心配するし」
と言うとAは早歩きになった。あたしもその速さに合わせる。
「うん」
結局、あたしはAの言った言葉の意味を理解することができなかった。

Aside
あ〃ー、杏子に印象付けるために、雰囲気を変えてみたり、ほむらの真似して、フルネームで呼んでみたりしたけど、やっぱり難しいね…。私はその空気をずっと漂わせたくないから、すぐに戻したけど…。やっぱり、私は杏子の家族を救って原作崩壊してしまうことを恐れてしまい、アドバイス、という形で終えたけど…たぶん、だからと言って気を付けないよね…。どうしよう…。なんて、考えているとマミの家の前についていた。私はインターホンを鳴らす。ピーンポーン。
「はーい」
とマミの声がする。
「お帰りなさい。思っていたより遅い帰りだったわね」
「うん。人助け?をしてた」
「あら、いいことね。二人ともお疲れ様」
さすがだな〜マミ。ちゃんとお疲れ様って言ってくれて。私だったら”おー、すごいじゃん!”で終わっちゃうもん。
「ありがとうマミさん」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
お久しぶりです。中途半端ですが、文字数の関係でここで終わりです。さようなら

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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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