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第23話 ブーメラン ページ24

私たちはまどか(仮)を家に送るため、家までの道を教えてもらいながら、話していた。
「で、どうしてこんな時間にあなたみたいな子が一人でいたの?危ないよ?」
「ブーメランって知ってる?それを言ったら、私達は何も言えないよ」
特大ブーメラン私達にぶっ刺さっていると思う。私の発言に対して、まどか(仮)は苦笑いをしていた。
「私、いつも仲良くしている友達と喧嘩しちゃって・・・」
「へー、そうなんだ」
「それでその友達と喧嘩別れした後、無意識に歩いていたらあそこに居たんです」
「なるほど。でも、もうこんな時間に一人で歩いちゃいけないよ?」
「は、はい」
あー、一人じゃないけど私らにブーメラン突き刺さってるんだって・・・。
「あの、なんで私に声をかけてくれたんですか?」
「え?私?」
何故か私に話が回ってきた。
「うーん・・・」
そうだなぁ・・・。
「困ってそうだったから、かな?」
まあ、理由はこれかな。
「ごめんなさい」
「?なんで?」
今のまどか(仮)に何の非もなかったはずだけど・・・。
「だって、私に話かけなかったら、あの人たちにも絡まれずにすんだのに・・・」
なるほどねぇ。どうやら、まどか(仮)は罪悪感を感じてしまっているようだ。気にしなくていいのにね。
「な〜んだ。そんなこと?」
「え?」
「別にあのくらいの人達ならどうってことないから大丈夫だよ」
と言って笑ってみせた。
「で、でも」
え?まだ言うの?
「それにさ、あの時声をかけなかったらあなたがどんな目にあってたかわからないし、後悔はしてないよ」
「!」
ここまで言えば、大丈夫だろう。
「あ」
と急にまどか(仮)が声を零した。
「どうかした?」
「ここを曲がったらすぐです」
「そっか。じゃあ心配はいらないね。さようなら」
「バイバイ〜」
と言いながら私達は手を振る。
「はい。今日はありがとうございました。さようなら」
と言い、まどか(仮)は自分の家に向かって行った。それを確認すると私達はすぐさま近くの家の屋根の上に乗った。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
なんとか投稿できました。やっぱりパソコン楽ですね!ちなみに、題名は少しふざけてみました。これからもたまにおふざけの題名をいれてみようと思います(笑)。450hit越え&ここまで読んでいただきありがとうございました。

第24話 夜の教会の人目には、気をつけてね→←第22話 ありがとうございます



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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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