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第22話 ありがとうございます ページ23

「…ねえ、お兄さん、勘違いしてない?」
「…何?」
と男は私を睨みつけた。
「いつ私が戦えないって言ったの?」
「!?」
と言った瞬間、男と私の背の高さが逆転した。まあ、正確には男が膝を付いているだけなんだけど…。
「は?」
男は理解できていない様子だ。
「…ちょっと眠っていてね?お兄さん」
と言い私はその男に蹴りを入れた。
「これで、完了…で、合ってる?」
と私は杏子に質問した。
「うん。周りには人間の気配は感じないよ」
「OKー」
という会話をしていたらまどか(仮)が頭を下げてこう言った。
「あ、あの!ありがとうございました!」
「え?いや、えっと、別にあたしは…」
「素直に受け取っておきなよ」
危ない危ない、名前を呼びそうになった。これは気が抜けないね。
「う、うん。えっと、どういたしまして。家まで送っていくよ。それでいいよね?」
『杏子!』
と私はテレパシーで杏子に呼びかけた。なぜなら、今、杏子が私の名前を呼びそうだったからだ。
『え?A?って言うかいつの間にテレパシーを使えるように!?』
『マミさんと杏子を驚かせようってことで練習してたの。それよりお願いがあるんだけど…」
『何?』
『私の名前を呼ばないで!杏子も名前を名乗らないで!』
『え?いいけど、なんで?』
そりゃあ、なんでって思うよね。できるだけ、まどか(仮)に記憶の奥底にしまっておくようにしといてほしいからね。あまりにも原作とかけ離れていると対処しきれなくなる。
『お願い!』
『う、うん。わかった…』
よし、とりあえずは、大丈夫だ。
「?」
とまどか(仮)が私たちのことを不思議そうに見つめている。あっ!しまった!
「うん。それでいいよ。じゃあこの子を家まで送っていこう!」
「うん」
「え?で、でもそんな悪いですよ…。助けてもらって、さらに家まで送ってもらうなんて…」
「遠慮しなくていいよ。それにいつまた変なのがいるかわからないし」
「えっと、それじゃあお言葉に甘えさせてもらいます」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
いつもと比べると少ないですが、これ以上書くと区切りが悪いところで終わってしまうので、ここで終わらせてください。
あの、最近毎日投稿していた理由なんですが、これから、しばらく投稿ができないので、その前借り?のような感じで、毎日投稿していました。まあ、たまには投稿できると思いますが、2〜3週間くらいまではあまり投稿ができません。そういうことでお願いします。

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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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