第19話 困っている少女 ページ20
「お世話になりました」
そう言って私は杏子の両親にお辞儀をする。
「いいのよ。モモと一緒に遊んでくれてありがとう。またうちでよければぜひ来てね」
「はい。ありがとうございます。機会があればそうさせてもらいます」
私は笑ったつもりだが、上手く笑えているかはわからなかった。
私たちは今マミの家に向かって歩いていた。杏子は心配してくれてついてきてくれた。最初は断ったんだけど、”どうせ道まだ覚えられていないでしょ”と言われた。まあ、不安だったからありがたいけども!
「ねえ、あたし喉乾いちゃった。ちょっとそこで買ってくるね。Aもなんかいる?」
と杏子は近くにあるコンビニを指して言う。
「え?あ、んと・・・もらおう、かな」
「わかった。じゃあ待っててねー」
「うん」
そして、杏子から目を離すと・・・。辺りを見回してキョロキョロしている女の子がいた。あれ?ひょっとして、あの女の子、何か困ってる?話かけてみようかな?でも、本当に困ってるかわからないし・・・。勘違いだったら、恥ずかしいし・・・。それに、杏子に待っててって言われたし・・・。あ!でも、ここで待っていてとは言われてないもんね!なら、いっか。いいよね!よし、もう話かけてしまおう!
「す、すいません。何かお困りごとですか?」
と私は声をかけた。私が言うのもなんだが、こんな夜に、女の子が一人でいるのは危険だ。
家族や友達を待っているならまだしも、そうとは見えない。背の高さ的に歳は12か13くらいかな?と私が考えていると・・・。
「あ、えっと・・・だ、大丈夫、です」
彼女がそう言った時、私は初めてその少女の顔を見た。私は目を見開いた。その少女の容姿は淡いピンク色の髪色をしていて、その髪をツインテールにさせていた。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
いつもと比べると量が少なく、遅い時間でごめんなさい。空いてる時間が今しかなくて…。まあ、その話は置いといて、困っていた少女が誰か、読者様はわかったのではないでしょうか?わからなかったら作者に語彙力がないということですね(元々そんなものは持ち合わせていない)。350hit越え&ここまで読んでいただきありがとうございました。
第20話 偶然って怖いよね→←第18話 有り難くもらっておきます!
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=
作成日時:2023年4月1日 18時