検索窓
今日:27 hit、昨日:15 hit、合計:5,074 hit

第18話 有り難くもらっておきます! ページ19

魔女の結界
どんどん使い魔を倒していって、魔女のいるところまで来ました。
「おぉ、これまた大きい魔女ですこと」
なんか、変な口調になったな。
「油断しないでね」
「わかってるよ、杏子」
そして、私は氷のツララを出して魔女を取り囲んだ。そして、そこに杏子がたたみかける。その後、魔女の結界がなくなる。うん。いつも通り。
「今回の魔女もグリーフシード落としていったね」
「そうだね。はい」
デジャヴ?杏子の手を見てみるとグリーフシードを渡してきた。
「え!?」
「うん?どうかしたの?」
原因が何を言っている?え?杏子が原因だよ?もしかして、自覚をお持ちではない?
「いや、今日の朝も貰って、流石にこれももらっちゃうのは気が引けるっていうかなんというか〜・・・」
と私がごちゃごちゃ言っていると・・・。
「だからいいって。あたしのソウルジェムもまだ余裕あるし、Aだってまだ初心者だから、穢れがたまりやすいからいいよ」
「で、でも・・・!」
「それとも、さっきの続きの説教受けたい?」
「あ、有難くもらっておきます!」
私がそう言うと杏子は満足そうにこう言った。
「うんうん。それでいいの」

次の日
ドン。ドアを開ける音がした。ドアを開ける音ってこんなにすごい音だったっけ?
「おーい、A起きてー」
と言われ、私は目を擦りながら起きる。そして、私はあくびをした後、こう言った。
「おはよう〜」
「うん。おはよう。ひょっとしてAって朝弱い?」
と杏子は不敵な笑みを浮かべて言う。
「うっ!」
「お、その反応は図星だね」
「どうだろうねー」
「へー」
やばっ!ちょっと棒読みすぎたかも。絶対あの反応、杏子信じてないよ。しかもなんか嫌な予感するし。
「ま、ご飯できたから、早く集まって」
「わかった。起こしにきてくれてありがとね〜」
と言って私は体を起こした。

「おいしー」
「ふふ、ありがとうね、Aちゃん」
何故か杏子のお母さんの好感度が稼げた朝食だった。
「ねーねー、Aお姉ちゃん遊んでー」
とモモちゃんに言われた。
「こら、モモ、Aお姉ちゃんを困らせちゃダメでしょ」
な、なんか今の杏子の発言にゾッとしたんだけど・・・。
「ううん、気にしないで。何して遊ぼっか?」
「いいの?A?一応、お客様扱いだけど・・・」
「いや、一応って何?」
ということで、私たちはモモちゃんと遊んで、私は帰る時間になった。・・・あまり親しくなっても後が辛いんだけどなぁ。

第19話 困っている少女→←第17話 約束ね



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。