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091:kazuya ページ44

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仕事が終わり、何も言うてないけどまっすぐAの家に来た。




「…大橋?」




人に見られたらまずいと思って下を向いたまま降りてきたエレベーターに乗ろうとすると声を掛けられた。

顔を上げるとそこには末澤がいて。




「え、…なんで?」


「Aにちょっと用事あって」


「…え、今までAと会ってたってこと?」


「そうやで、…告白してきてん」


「は?」




末澤が東京に来てることも知らんかったし、Aに昼間に連絡した時は末澤に会うなんて一言も言ってなかったし、…告白?は?


末澤、やっぱりまだAのこと好きやったんや…




「…なんてな、嘘」


「…は?」


「俺今付き合ってる子居るし、告白なんかせんよ」




末澤がAにもう未練はないと知ってホッとしたけど、じゃあなんでAに会いに来たんやろ。


…もしかして、A、末澤に相談した…?


俺にまだ言ってないことを末澤に相談したかもしれないと思って、少しイラッとした。


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作者名:まぷ | 作成日時:2023年1月10日 18時

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