黒「男性恐怖症の彼女は」黄「キセキの世代に好かれていて」紫「我らが主将〜」貴「赤司君の彼女です！」緑「リターンズなのだよ」

悪魔or天使 ページ19

貴「えっ？」


顔を真っ赤にして、驚くAちゃん。


どうせ最後なら、とことん困らせてみたい。


実「ねぇ、お願い」


そっと歩み寄って、頬を撫でる。


すると、少し悩んだ素振りを見せたあと、ゆっくりと目を閉じてくれた。


実「…ありがとう」


腰と後頭部を支えて、引き寄せる。



そして……









ﾋﾞｼｯ


貴「いっ……！？」


デコピンをした。


実「もう！どんな理由であれ、乙女が意中の相手意外に唇を渡しちゃいけないのよ！」


貴「だ、だってレオ姉が…」


実「……」


ﾁｭｯ


貴「！！


ちょっ…」


実「渡しちゃいけないのは唇。


おでこなら、セーフでしょ？


私はこれでもう充分だから、これからも友達としてよろしくね？」


貴「……うん！」


実「はぁ……もう


可愛いんだから…」


貴「？」


実「……なんでもないわよ」


実(…あんな可愛い顔されたら、キスなんてできないじゃないのっ……//





……最後、ちゃんと笑えてたかしら)


貴「あ、じゃあ私もう行かなきゃ…


今日は楽しかったよ！お休み！」


実「そうね、お休み」


………



実「いるんでしょ、征ちゃん？」


赤「………


本当にキスしたらどうなるかわかってた上で、あんなことしたのか？」


実「まぁ、相変わらず怖いわね…


早く行ってあげて、きっと泣いちゃってるわ」


赤「なぜわかる？」


実「そうねぇ……



優しいから、かしら」

優しさと涙と優しさと→←お人好しも度が過ぎるとダメ

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