黒「男性恐怖症の彼女は」黄「キセキの世代に好かれていて」紫「我らが主将〜」貴「赤司君の彼女です！」緑「リターンズなのだよ」

赤司様は朝弱いのに騒がしさに起こされしかも貴女と戯れる犬を見て不機嫌のようです ページ24

赤「…騒がしいな。何かあった」


眠そうに目を擦りながら起きてきた征君。


気だるげに紡がれた言葉は、途中で切られた。


赤「……小太郎」


いつもと同じ、皆をまとめ指揮をする声。


ただ、少し不機嫌。


ヒッ、と声をあげビクッと体を震わせる葉山君。


気絶してたんじゃないの…？


赤「ちょっとあっちで話そうか」


葉「うわあああああごめっごめんなさい！！

くっ首っ！！しまってっ…う”っ」


葉山君の首根っこを掴み、引っ張っていく征君。


葉山君…ご愁傷さまです…


実「あらあら…」


貴「征君って朝機嫌悪いから…」


実「そうなの？」


貴「低血圧らしくて…


無理矢理起こすと気絶させられるほどの蹴りを食らわせられるらしい…よ？


でも逆に抱きつかれたりすることもあるらしくて…


黄……


いや緑…


……体験者によると」


顔をひきつらせて苦笑するレオ姉。


私も最初聞いた時はびっくりしたし…


信じられなくて忘れてたけど…


今思うと、征君も機嫌が悪くなるかもしれないから起こさなくていいっていったのかな…


実「にしても大丈夫」


葉「うわあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！」


実「じゃ、ないわね…」


しばらくして、征君と葉山君が戻ってきた。


葉「ひっ、うっ…痛い…」


赤「おはよう、A。朝早くありがとうね」


涙目でグズっている葉山君と、すっきりしたようにニッコリと笑っている征君。


実「部屋に来るよう言ったのは征ちゃんなのね？」


と少し怒りながら葉山君を慰めるレオ姉。


貴「あ…そう言えばレオ姉はなんで私が部屋に来たとき怒ったの？」


この質問に、呆れるように征君が答えた。


赤「処理するものを処理できてなかったからだろう？」


実「ちょっと征ちゃん！！


もう、本当にびっくりしたんだからね！


征ちゃんだと思って開けたらAちゃんだし…


意図的にやったんじゃないでしょうね？征ちゃん？」


赤「違うよ」


そんな会話がされている中、私は何を処理していたのかをただひたすら考えていた。

小太郎君は気分が悪いようですが昼の自由時間には参加するようです→←懐かしい感覚

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