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林檎が四個 ページ8

「……その後、社長に拾われ、白雪Aと云う、名前を貰いました。
………ルノワールと云う名前は、私のワンピースのポケットに入ってた、孤児院の時の名札で判りました。

でも、私はあの頃の私と区切りをつける為、
名を白雪Aに改め、
今があります。」


話切った時、探偵社は何時もの賑やかな空気は漂っていなく、重い空気が、頰を撫でていた。


「あの、不快にさせてたr))太「大変だったんだね。」…え?」


太「あの魔人に捕まって尚、外の世界を考える事が出来るのは、君くらいだよ。」


「魔人…?」


福「その後、私が拾った。」


「そう、なんです。」


敦「………」


『ナデナデ』


「?!…敦君?!」


宥められる様に、頭を敦君に撫でられる。


太「………Aちゃん、探偵社に依頼してみないかい?」


「何を、です?」


太「ドストエフスキーの事だよ。探偵社に依頼し、守らせてくれないか?」


私は少し考えた後………


「判りました!探偵社に、私の護身を依頼させて頂きます!」


その日から、私が外へ行く場合には、誰かが着いて来てくれた。


「………」


何か、嬉しいな。


こんな事始めて、だから。


「ふふ」


不謹慎なのは、判るが、笑みが溢れる。








だが、或る日の依頼。


雨の降る曇天だった。


「それでは、依頼行って来ます!」


国「ああ。気を付けて行けよ。」


「はい。」


今日は人手が足りず、一人で依頼に行く事にした。


『ゴロゴロ…』


「わ、雷だ…」


鏡花ちゃん、大丈夫かなぁ?


「それにしても寒いな…早く帰りたい」


傘を二、三回クルクルと回す。


「こんな日には、家に籠りたい所だけど…」


私だって探偵職員だ。


そんな事何があっても出来ない。


暫く歩くと、一つの洋館に着いた。


「此処か…」


庭を歩くと、大きな扉の前に着いた。


「すいませーん!武装探偵社の者ですけど!」


『ドンドン』


シンッとした何も感じさせない空気。


まるで………


「人が死んでる…?」


不意にそんな言葉が出た。


「ッ!………やぁ!」


扉を蹴破った。

少々脚が痛くなったが気にしない。




『カチャ』


何かを閉める音。


それは頸辺りで鳴ってる事が少しして判った。


「?!」


?「さぁ!問題!僕は誰でしょう?ヒントはニコライ・ゴーゴリ。…あ、云っちゃった」

林檎が五個→←林檎が四個落ちた



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雪華 - 栢山さん» ありがとうございます!好みに合って良かったです (2018年3月26日 20時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
栢山 - 闇があるので、とても私好みです(^-^;。 (2018年3月26日 18時) (レス) id: 015d78937e (このIDを非表示/違反報告)
青空ピース - みささん» ご観覧ありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年3月22日 8時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
みさ - ドストさん推しなのでうれしいです!! 設定めっちゃ好みだし、これからも更新頑張ってください! (2018年3月22日 2時) (レス) id: 2aabce13b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空ピース | 作成日時:2018年3月4日 19時

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