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林檎が五個 ページ9

ゴーゴリ?


聞いたことの無い名前だなぁ…


でも、私の前に現れて、いきなり首輪をつけたんだ。


若しかして…


「まさか、フェーヂャ……ドストエフスキーの仲間?」


嫌だ、聞きたく無い。


そう云う気持ちの筈なのに…


聞いてしまった。


ゴ「はっはー!ここでクイズ!君の後ろには誰がいるでしょう?!


後ろ…?


ゴ「ヒントは鼠!」


鼠…?


「まさか!」


『グイッ』


「うぐっ…」


忘れてた…ゴーゴリに首輪つけられたんだ…でも、何であんな一瞬で?


あの時、ゴーゴリは私の目の前に居た筈なのに
…何で?


「や、め…」


すると、奥の方から拍手が聴こえた。


?「ゴーゴリ。ありがとうございます。」


「い、やぁ…」


聞き慣れた声。


私の異能を今使うしか無い…


でもっ


私の異能は人を一歩間違えたら殺めて仕舞う異能。


『ポンッ』


冷たい掌が私の肩を触った。


「っ…」


矢ッ張り貴方だったんですね。


「フェー、ヂャ…」


ド「さぁ、行きましょうか?」


頭の中では警報音が鳴って痛いくらいなのに…


脚や腕が動かない。


声もヒューヒューと云って思う様に出せない。


「ぁ…ぅ」


ド「可哀想に。害虫に要らない物を吹き込まれて。でも、もう大丈夫ですよ。僕が守ってあげます。


さ、少し…眠ってて下さいね?」


薬の様な物を口に無理矢理入れられた。


『グラッ』


ゴ「おっと。ドス君、この子どうする?」


ド「私が持ちましょう」


あ、もう…だ‥め、だ


そこで私は意識を手放した。


でも、もう探偵社の皆にもう会えない、のかな?


私、一つ嘘ついてたんだ。


フェーヂャが私の異能を悪用してない何て嘘。


本当は…私は人を沢山殺めて来た。


その事を探偵社の皆には知られたく無かった。


だって、嫌われて仕舞うかも知れないから。


ありがとう…そして、サヨナラ…




〜太宰サイド〜


今日は国木田君から忙しいと云われたからサボった。


でもまぁ、可哀想だから一寸だけ手伝ってあげよう。


そう思い探偵社に来てみた。


『ガチャ』


太「おはよー」


『ざわざわ』


あれ?いつにも増して騒がしいなぁ。


国「太宰!」


あ、また怒られるパターンだ。


でも、私のその期待は大きく裏切られた。


国「Aが連れ去られた!」


太「…え?」

(太宰サイド終)

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雪華 - 栢山さん» ありがとうございます!好みに合って良かったです (2018年3月26日 20時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
栢山 - 闇があるので、とても私好みです(^-^;。 (2018年3月26日 18時) (レス) id: 015d78937e (このIDを非表示/違反報告)
青空ピース - みささん» ご観覧ありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年3月22日 8時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
みさ - ドストさん推しなのでうれしいです!! 設定めっちゃ好みだし、これからも更新頑張ってください! (2018年3月22日 2時) (レス) id: 2aabce13b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空ピース | 作成日時:2018年3月4日 19時

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