小さいなぁ（青） ページ18
ともくんは怒らせては
いけない。
うん、肝に銘じよう。
お風呂上がりキッチンでお茶を淹れていると横から視線を感じた。
「…うわぁっ、流星くんか！びっくりした！！」
青「んふっ。」
「えっ、ちょっと、無言で見つめんといて！」
彫刻の様に整った顔でじーっと、見つめてくる流星くん。その顔面で見つめないでほしい。
「りゅ、流星くん？何？」
青「A、小さいなぁって。」
「小さないし！みんながデカいだけやし！！」
あ、ともくんみたいな事言ってもうた。
(緑 いや、俺小さないわ！)
青「身長何cmなん？」
「…うっ、…154cm。」
青「小さいやん。」
「別にいいもん！困ってへんし！！」
青「A、かわええな。」
…か、かわええな……？
何？幻聴？
青「んはっ、かわええ。
顔真っ赤やん。」
「いやいやいやっ、からかわんといてっ！
別にかわいくないから！！」
何言い出すん？！このイケメン！
青「なぁ、A。俺の事も“流星”って呼んでや。」
「？呼んでるやん。流星くんって。」
青「ちゃうくて、“くん”とかいらんから。」
「いやいや、流石に呼び捨てはできひんよ？」
青「みんなのことは呼んでるやん。」
「あ、あぁ。んーっ、じゃぁ、りゅうくん！
りゅうくんで許して！」
青「んー、まぁ、ええよ。
ありがとう。」
「じゃぁ、りゅうくん。
もう遅いし寝よう。」
青「あ、せやな。
A、おやすみ。」
「うん、りゅうくんもおやすみ。」
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作者名：サマンサ | 作成日時：2021年1月14日 23時
