地獄絵図 ページ17
あの後、大ちゃんに
水分補給のお茶を飲ませ、
赤「濱ちゃん、大丈夫なんかなぁ？」
「うーん、無事だといいね。」
なんて話していると段々目がとろーんっとして、今にも寝そうに。
ライオンさんを渡して添い寝してあげると、物の数分で寝てしまった。
リビングに行くと…何か空気が凍りついている。
ヒィッ！！
フローリングに腰にタオルを巻いた状態で正座をさせられている、たかくん。
その目の前では仁王立ちしている、ともくんが……
残りのみんなはソワソワと様子を伺っている。
緑「おい、コラ、濱田！
嫁入り前の娘になに汚いモン晒しとんねん？！」
紫「あ、や、神ちゃん、ちゃうねん！」
緑「あ"ぁぁあ"ん"っ？！」
紫「え、あ、すいませんでしたーっ‼‼」
緑「次おんなじ事やってみ。
その汚いモン……
斬り落とすからな。」
ヒィィィィィッッッ！！！！
たかくんだけでなく全員が青ざめ股間を押さえる。
……地獄絵図だ。
緑「あっ、A！さっきはごめんな。
濱田が汚いモン見せて。」
「あっ、えっと、大丈夫デス！」
緑「ほらっ、濱田も謝りっ！！」
紫「A、ほんまにごめんなっ！！」
そう謝り、立ち上がる、たかくん……
ハラリッ
たかくんの足元に落ちるタオル………
「………キャーーーッ！！！」
紫「…うぉぅっ、あっ、ご、ごめんっ！！」
緑「濱ちゃーん、その汚いぶら下がっとるモンと
サヨナラしよかぁ？」
見た事ない笑顔でハサミを握りしめている
ともくん………
その目は瞳孔が開き切っている。
あぁ、濱田さん、今までありがとう。
そして、さようなら。
紫「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！」
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作者名：サマンサ | 作成日時：2021年1月14日 23時
