44 カラ松 ページ45
貴｢実はね、さっきみんなで食べるお菓子買ってたんだ〜、だからどうしてもみんなのところに行きたくて！｣
カ｢そんなことまで考えていてくれたのか…フッ優しいなお前は｣
貴｢そ、そんなことないよっ…｣
カ｢……？｣
貴｢い、いつも悪いなとは思ってるんだけど…やっぱり一人きりの家に帰るのは寂しくって…｣
カ｢甘えていいんだ、俺を頼ってくれ｣
貴｢ありがとう、やっぱり優しいのはカラ松くんの方だよ｣
俺にこんなこと言ってくれるのはほんとにAくらいなものだ…
いつも邪険に扱われるからお前のその優しさに俺は救われている
少しくらい…いいよな…？
俺は隣の小さな肩を優しく抱き寄せる
貴｢えっ…？｣
カ｢悪い…A少しの間このままでいさせてくれ…｣
貴｢…うん｣
お前に傍にいてほしい、弱い俺を支えてほしい
もちろん俺も全力でお前を支えたい
今まで20年と少し生きてきてこんなに特定の誰かをすきになったのは初めてなんだ…
自分の中でいろいろぐるぐる考えていたらふわっと頭を撫でられる
貴｢カラ松くん…大丈夫…？なんだかつらそう…｣
カ｢っ！｣
貴｢私のことも頼ってくれていいからね…？｣
カ｢A…すまない、ありがとな…｣
貴｢うんっ、私も役に立ちたいもん！｣
しばらくして彼女から離れる
少し頬を赤く染めながら俺を見つめているA
数秒間見つめあってしまったがお互いに恥ずかしくなってどちらからともなく目を逸らした
カ｢……あー…帰るか｣
貴｢う、うんっ…｣
いつもと違う一面を見せてしまった…
ずっと兄貴でかっこよく振る舞っている(つもり)なところしか見せていないからな…
でも頼っていいって言ってくれた
まさに心の拠り所というか…俺みたいなやつでもちゃんと見ててくれる優しい子、だよな
カ｢なぁA｣
貴｢？｣
カ｢今日はありがとな｣
貴｢ううん…！こちらこそ｣
カ｢またどこか遊びに行こう｣
貴｢うんっ｣
Aといると時間はあっという間に過ぎていく
もう家に着いてしまった
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みなみ(プロフ) - ぱーぽるさん» 読んで頂きありがとうございます！初の作品ということもあって至らない部分もたくさんあるとは思いますがこうやって感想いただけてとてもありがたく思っています！これからも読んでいただけると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (2020年2月16日 9時) (
レス) id: a238622502 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぽる(プロフ) - 6つ子最高！読んでて妄想してめっちゃニヤニヤさせて頂きました。(笑)これからも応援してます、頑張って下さいね！(^o^) (2020年2月14日 19時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風夜みなみ | 作成日時：2020年1月27日 21時
