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I know. ページ22

「では、まだ案内していない所を案内しますね。」




総統室から出た後、案内人にそう言われなすがままついていく。

今日は仕事ではなく案内が主になるらしい。そこまで広いのかと思うが実際とても広かった。


でも、朝のことや総統様のことの件により、その内容は頭に入ってこなくてあまり覚えていない。


今日はなんなんだ。何か忘れていたことがあったはずだ。

いや、わからない。わからない。知らない。知るはずない。


そう、頭の中で繰り返す。





「あちらが訓練場です。外交官の仕事上常に使われることはないのですが、護身術程度は必要なので月に何回か集団でここを使用する時があるので覚えておいてください。

あ、もちろん個人練習の時間もありますのでその時はぜひご利用してもよろしいですよ。」





訓練場、か。

私はその名前を聞いて顔を上げた。

誰かがいつも個人練をしていたような……そんな気がした。


訓練をしている1人1人の顔を無意識のうちに眺める。






「…A様?」




案内人がいつまで経っても返事をしない私に話しかけてくる。

返事をしなきゃと思うのに目線は訓練場のままだった。




「…!」




その人を見つけた瞬間、心臓が高鳴った。

太陽に反射してキラキラしている茶髪。何者にも染まらない深緑の瞳。

私はずっと、その人を探していたんだと本能が言っている。





「ごめんなさい、ちょっと訓練場に行かせてください。」





「え、ちょ、A様!?」





耐えきれず私はそう言い走って訓練場へ行く。

私は彼を、知っている。

love→←I know…?



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しらす - めっちゃ感動しました!!ありがとうございます (2019年4月27日 23時) (レス) id: 3e07d4634e (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 素晴らしい作品を。。ありがとうございました。。。 (2019年3月24日 21時) (レス) id: 0b596b15a5 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ|˙??˙))(プロフ) - 感動しましたっ…! (2019年3月18日 20時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - 好き過ぎて辛い、なんかもう…お幸せにヽ(;▽;)ノ (2019年3月15日 22時) (レス) id: 43e3ad1e0e (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - う、うわぁぁぁぁぁあん!!!泣 か、感動しましったっ!!!面白かったですーー!!!二人共お幸せにっ~~!!!!グルさんもいい人と会えますようにっ!!!……いやもうこれ、とんちが女になってグルさんととんちと愛し合えばよくね??gr「やめろ」tn「やめて」あっはい…さーせん (2019年1月27日 19時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛桜ぽん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月17日 23時

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