学園BASARA〜巫女様〜その2

20ー2 ページ47

｢ねぇ…私が死んでしまったら…この指輪は私の手から取れるわよ…｣

｢メトロ…！しっかりしろ…！｣

｢この指輪を…娘につけて欲しいの…｣

｢どうして…｣

｢この子には幸せになってほしいの…まじないをかけておいたの｣

｢え？｣

｢危険なことがあったら助けるようにって…｣

｢…！｣

｢お願いあなた…私を愛したように…この子も…｣







｢16歳の誕生日おめでとう、ヒルメ｣

｢ありがとうお父さん！｣

｢お前に渡したい物があるんだこれをつけなさい｣

｢お父さん、これは何？｣

｢これは、お前を助けてくれる指輪だ大事に持ってなさい｣

｢わぁ…！綺麗な指輪…！｣








バイオレット)光の御加護を…と、メトロは姫様に指輪を託したのよ。




でも赤ちゃんだった姫様には

まだ大きくてはめれないから

16歳の誕生日まで

お父様が大事に持っていたわ




その指輪をはめた者は

死ぬまで一生外れないものなの






バイオレット)その指輪の光には種類があるみたいよ。この前、そこの3人が見たのは青い光ね。

小十郎)あの瞬間移動の時のか

元親)俺まで一緒に飛ばされたのも…

バイオレット)あなたも見たのね

元親)あぁ、あんときは俺も一緒に飛ばさちまった

バイオレット)すごいわね

アーキバス)そんなことあるんだな…

元親)気になったことがあるだがよぉ

アーキバス)なんだ？

元親)Aは光の守護神なんだろ？

どうして光以外の属性も使えるんだ？

俺の火も操ったり

人喰い人魚も氷を操っていた

アンリの時だって、稲妻が…

アーキバス)巫女だからだ、姫様は。姫様は陰陽師の親父の力を持っているんだ。お札(ビル)を使ったりするのは巫女として当たり前。

三成)じゃあ…ドラゴンを自在に操っていたのは…？

アーキバス)それも陰陽師の術のひとつ。ドラゴンに暗示をかけている。それを姫様は巫女として術を展開しているんだ。

元親)そうだったんか…


アーキバス)長話しすぎたなバイオレット、そろそろ戻ろうぜ。レイジアだって部屋に戻ってるだろーよ

元親)Aの具合はだいぶ良くなったんかな

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