学園BASARA〜巫女様〜その2

16ー5 ページ30

サラ)えぇ、そうよ

貴方)どうして人間を襲うの？

サラ)あなたのまわりにいる人たちと同じ服を着ている人たちを狙ったら、あなたはやってくると思ってね？

貴方)私のまわりにいる人…元親たち…

サラ)本当はあなたのまわりにいる人たちを狙おうか迷ったけど

貴方)私の仲間には手を出さないわ！

サラ)へぇ…でも今は1人よねぇ？仲間はどうしたのかしら…？

貴方)………




元親たちは関係ないのよ


これは私の戦い


これ以上元親たちがこんなことに


巻き込まれてたまるか




貴方)狙いは私よね…？1人でここにいること、ありがたく思いなさい！

サラ)へぇ…強気ね。あなた1人で私を倒せるかしら？

貴方)そんなの関係ない！あなたを倒すわ！





ヌシノネガイ、キキイレタ＿＿＿





私は能力を解除した


銀色の髪


燃えるような赤い瞳


手にはお祓い棒




サラ)本気モードね。じゃあ私も本気になるわ？これでもくらいなさい

貴方)！



サラーキアは手に水の玉を出現させた


すると、細い針状のものが


水の玉から現れた



サラ)水針！





大量の水の針が


私に襲いかかった


なんとか私は避けていく


宙に飛んで


水位がくるぶしの深さの場所に移動した





サラ)まぁこのくらいはかわせるわよね…

貴方)なにをする気…？

サラ)フフ…



するとサラさんは


私の方に向かって


川の方へ飛び込んで来た




貴方)ちょ！？重い…！

サラ)沈みなさい？深くまでね






うそでしょ…！？


浅い川のはずなのに


どうして足が沈んでいくの！？







サラ)川の水が浅くてもね、私の妖術でこんなことも出来ちゃうのよ





サラは私の肩を掴んで


川に押し込んで行く


押し込む力がとても強かった


対抗できないぐらいだ






｢浅瀬の川に誘いこんで人を沈めて喰っていく

浅瀬の川なのに入ると二度と出てこれない｣







行方不明になっていった人は


この妖術にかかって…







サラ)大丈夫よ、あなたは食べない。あなたを捕らえたいからね…食べるわけにはいかないけど…

貴方)うっ…






もう私は胸元まで


体が沈んでいた



手も自由に動かすことも出来ない



どうしよう…


このままじゃ私は


サラさんのされるがまま




いつの間にか


もうあごの所まで


私の体は沈んでいく




サラ)あきらめなさい？もうこれぐらい沈んでしまえば、あなた1人で脱出は不可能よ






絶対絶命ね…

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